所信表明の挨拶に立つ橋本一豊会長(日整連・整商連会長)

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日本自動車整備振興会連合会(日整連)・日本自動車整備商工組合連合会(整商連)は7月17日、都内の浜松町東京会館で「日整連・整商連会長記者会見」を開催した。
記者会見冒頭で挨拶に立った6月に新会長に就任した橋本一豊氏(兵庫県自動車整備振興会会長)は、「自動車整備業はクルマの安全安心を確保し環境の保全を図るという大切な社会的役割を担い、クルマ社会を支える基盤となる業界である。また地域においては、各地での雇用や経済にとって欠かせない存在となっている。しかし、業界を取り巻く環境は厳しく、整備業界が時代の変化を乗り越え継続的発展をしていけるよう様々な課題に対し全力で取り組んでいきたい」と力強く所信表明を行った。
また、整備業界の主な課題である点検整備の実施率低下や自動車整備技術の高度化対応などについて詳細な説明があり、課題解決に向けて「ユーザーに点検整備の必要性を伝える啓蒙活動を実施したり、点検・診断機器の供給補給、整備技術情報の提供、人材の養成などに取り組んでいきたい。以上は課題の一部であるが、これに限らず全国の事業者の皆様や整備振興会の協力を賜りながら今後とも業界の諸問題の解決に臨んでいきたい」と述べた。