東京と名古屋の2会場で300人の報道陣を集めて開催された

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本田技研工業は11月1日、軽自動車「N-ONE(エヌワン)」を2日から発売すると発表した。これは人気の「N」シリーズ第3弾で、「長く愛されるクルマを提案したい」との想いでシリーズを代表するベーシックカーを目指した。
今回発売するN-ONEを含むNシリーズは、1967年発売のN360に込めたクルマ作りの思想を、これらからの時代に向けて新たに具現化したクルマ。
燃費を「N-BOX+(エヌボックスプラス)」に比べて最大2割以上改善したほか、ターボ仕様車を設定、走行性能も両立させた。
販売全体の3割を見込んでいるターボ仕様車は排気量660ccながら1500cc並みの加速が可能な低燃費ターボエンジンを採用。
自然吸気エンジン搭載タイプはガソリン1リットル当たり27・0キロまで燃費を改善。
さらにベーシックグレードタイプと軽自動車のジャンルを超える上質なエクステリアとインテリアを採用した「N-ONE PREMIUM(エヌワン プレミアム)」タイプを設定。
全11色のボディカラーに加え、ボディとルーフを異なる色で塗り分けた2トーンカラースタイル仕様も設定するなど、一人ひとりの個性に合わせた多彩なバリエーション展開する。
また、ホイールベースはフィットより長く、サイドエアバック装着グレードも設定。
軽自動車ながらコンパクトカー並みの性能としている。価格は115万円から。
各販売店では10月から予約を開始。
9000件の先行予約を受けている。
今後は月販1万台を目指す。
また、記者会見の場では同社のコンパクトカーであるフィットのフルモデルチェンジを2013年に実施することも発表された。