2026年5月版 中古車輸出 仕向け国 ベスト20 - グーネット自動車流通

2026年7月9日 [木曜日] 大安 |  西暦元号早見表 西暦元号早見表  |  サイトマップ サイトマップ

2026年5月版 中古車輸出 仕向け国 ベスト20

ロシアは4月をピークに一服も単月首位堅持
会社名:日本中古車輸出業協同組合

 日本からの中古車輸出の動向を毎月お伝えするため、仕向け国(輸出先の国)別の輸出台数ランキングを作成しています。本ランキングは、日本中古車輸出業協同組合が公表する統計をもとに、2026年5月の中古車輸出台数が多い順に上位20か国・地域をまとめたものです。台数は乗用車・トラック・バスなど全車種の合計で、前月(2026年4月)からの増減もあわせて確認いただけます。

■ロシア:4月をピークに一服も、単月首位を堅持

 2026年5月のロシア向けは18,257台で、単月の仕向け国別首位を維持した。前年同月比では113.2%と2桁の伸びを確保している。もっとも、月次の推移を見ると1月の11,194台から4月の19,966台まで一貫して増勢をたどってきた後、5月は前月比91.4%と今年初めての前月割れとなった。

 1〜5月の累計では84,328台、前年同期比127.8%と仕向け国別で最大の規模であり、全体に占める単月シェアも13.3%と突出している。増勢一服が一時的な調整か、需要の頭打ちかは6月以降の数字で見極めたい。

■タンザニア:前年比7割増、アフリカ市場拡大のけん引役

 2位のタンザニアは14,495台。2月に18,711台の高水準を付けて以降は3か月連続の前月割れだが、前年同月(8,500台)との比較では170.5%と依然として高い伸びを保っている。累計では73,739台と前年同期の183.8%に達し、水準自体が1段切り上がったと見てよい。

 なお、5月のアフリカ向けは同国のほか南アフリカ共和国(6,693台)、ケニア(6,024台)、ウガンダ(3,143台)、ナイジェリア(2,903台)が上位20に入り、地域合計では44,743台と全体の32.5%を占めた。

■ニュージーランド:前月6位から3位に浮上

 ニュージーランドは8,733台で、前月の6位から3位に順位を上げた。前年同月比145.1%、前月比117.8%といずれも高い。月次では5,627台→7,039台→8,772台→7,412台→8,733台と増減を交互に繰り返しており、船便のスケジュールに左右されやすい市場特性がうかがえるが、水準としては前年を大きく上回るレンジで推移している。累計は37,583台(前年同期比123.2%)。

■スリランカ:累計は前年の2.4倍、輸入解禁後の拡大続く

 6位のスリランカは7,335台で前年同月比139.6%。特筆すべきは累計で、1〜5月の32,219台は前年同期(13,246台)の243.2%と、上位国の中で最も高い伸び率である。

 2025年の車両輸入解禁以降の回復基調が続いており、月次でも5,000〜8,000台のレンジに定着してきた。日本車の中古車在庫と価格帯の相性が良い市場だけに、今後も安定した仕向け先として存在感を増しそうだ。

■マレーシア:10位に浮上、月ごとの振れ幅の大きさは続く

 マレーシアは3,502台で前月の13位から10位に順位を上げた。前月比は97.1%とほぼ横ばいだが、前年同月(2,246台)比では155.9%と高い伸びである。ただし月次の振れ幅が大きい市場で、今年は1月に8,105台と突出した後、2月3,220台、3月5,791台、4月3,607台、5月3,502台と上下動を繰り返している。

 前年は年初の5,745台から5月の2,246台へと減少が続いていただけに、累計24,225台(前年同期比113.9%)という水準は底入れの動きと読める。伸び率の高さは前年の落ち込みの裏返しでもあり、単月の数字だけで評価しにくい仕向け先である。

■英国:単月は前月割れも、累計は前年の1.7倍

 11位の英国は3,208台。4月に付けた4,258台からは前月比75.3%と反落したが、前年同月比では125.0%と伸びを維持している。注目は累計の推移で、1〜5月の15,242台は前年同期(9,190台)の165.9%に達する。月次でも前年は1,000〜2,500台前後のレンジだったのに対し、今年は3,000〜4,000台台へと明確に水準が切り上がった。右ハンドル圏の欧州市場としては、アイルランド(1,985台、前年同月比189.8%)、キプロス(2,775台、同105.3%)もそろって上位20に入っており、欧州向けの裾野の広がりがうかがえる。

■UAE:前年5月の首位から283台へ

 今回の統計で最も大きな構造変化を示すのがアラブ首長国連邦(UAE)である。5月はわずか283台で上位20圏外。前年5月には21,333台と仕向け国別首位だった市場である。今年も1月17,755台、2月18,023台と首位級の規模だったが、3月に1,499台へ急減し、4月966台、5月283台と縮小が止まらない。累計は38,526台で前年同期比35.1%にとどまる。

 3月以降の中東情勢の緊迫化に伴う物流の混乱が背景にあるとみられる。UAEはアフリカや周辺国への再輸出ハブとしての性格が強く、同国向けの減少分の一部が他仕向け地への直送に振り替わっている可能性もあり、各国の数字を見る際には注意が必要だ。

■単月は2か月連続の前年割れ、累計では前年超えを維持

 5月の輸出総台数は137,750台で前年同月比95.5%となり、4月(98.7%)に続き2か月連続で前年を下回った。

 一方、1〜5月の累計は695,371台と前年同期比102.5%を保っている。UAE向けの減少は累計ベースで約71,000台に及ぶが、ロシア、タンザニア、ニュージーランド、スリランカなどの伸びがこれを吸収してなお前年を上回っている計算であり、特定市場への依存から仕向け先の分散へと構造が変わりつつあることが読み取れる。

 当面の注目点は、UAE経由で流れていた再輸出需要の行方と、けん引役であるロシア・アフリカ市場の増勢が続くかどうかである。

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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること