外装の状態が自動判別可能なスキャナーを導入/JU岐阜羽島オートオークション

外装の状態が自動判別可能なスキャナーを導入

オークション 2025年06月25日

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２０２５年秋実証実験開始、２６年春サービス提供予定

会社名：JU岐阜羽島オートオークション

同型機がJU岐阜羽島オートオークションに導入される

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　ＪＵ岐阜羽島オートオークション（岐阜県羽島市、熊﨑尚樹社長）は、双日が開発を進めている、車両の傷など外装全体の瑕疵を判別するドライブスルー型の外装スキャナーを導入。実証実験を２０２５年秋に開始し、２６年春にサービス提供を始める予定としている。

　外装スキャナーは、幅５メートル、高さ３．６メートル、奥行き１．２メートルのゲート状のドライブスルー型で、既存の車両検査レーンに後付けでの設置が可能。光学技術を活用したカメラで車両の前後、左右、上面を同時にスキャンし、画像処理することで、傷、へこみ、さび、再塗装跡などの外装全体の瑕疵を視覚化、モニター上で判別する。１台あたりのスキャン時間は約３０秒。今後は、２５年秋に開始する実証実験を通して、多くのデータを集め、ＡＩによる学習を行うことで、瑕疵の自動検出、判別精度向上を実現させると同時に、検査表の自動作成機能の追加を目指す。

　同社は、車両検査レーンに設置したスキャナーで、外装瑕疵のデータを取得、そのデータをもとに検査員が検査を行う。スキャンデータを使用することで、検査員の検査精度の均一化と精度向上を図ることが可能。同時に、タイヤ溝計測器とアンダーボディ撮影機も設置、タイヤの摩耗を０．１㎜単位で数値化し、車両下回りの腐食や損傷箇所を可視化する。実証実験の結果を踏まえ、スキャナーの機構改善、ＡＩ活用による機能強化、オークション業務フローの調整を行い、２６年春のサービス提供に備える。

　熊﨑社長は「信憑性の高いデジタル技術を活用することで、検査の正確性と効率を上げることを目的としている。事業を通じて中古車流通の透明性に貢献していきたい」と話す。

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