2011年4月のAA相場は、上昇傾向で推移しました。
東北地方太平洋沖地震による大震災により、その翌週に大きく下落をしました。その後も下落続きであったのが、今回上昇に転じております。震災により大量の車両が廃車に追い込まれましたが、復興に向けて、クルマを失った方がクルマを求めている様子が伺えます。実際、手軽でコンパクトな車両の相場は全体よりも1~2週早く上昇に転じております。中古車のみならず、新車の生産もまだ本稼動できていない状況のため、新車・中古車問わず、クルマのタマ不足がしばらく続く事が懸念されます。 タマ不足解消の見通しは立っていないため、今後しばらくは、相場上昇が続くと考えられます。
05月 | 06月 | 07月 |
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・ボーナス商戦により回復時期へ ・低価格志向が継続 |
3月に発生した東日本大震災の影響により、入手がし易い軽自動車・小型車等の需要が高騰する要因と、ボーナス時期が近づくにつれ仕入れが活性化することで上昇傾向に推移していくでしょう。またボーナス商戦等から一般の需要も高まる時期になってくる事などから、流通量は増えてくると思われます。主要車種の軽・コンパクトカークラスの需要と価格高騰に注意が必要です。その反面で、輸入車や大型セダンなどは大幅な下落傾向にはなりませんが上昇傾向の伸び幅が少ない状況が続くと予測されます。主要車種や人気車種などの動きにはより一層の注意が必要です。