2012年4月のAA相場は、下落傾向で推移しました。2月の中ごろをピークに下落が続いています。エコカー補助金・減税の影響で新車販売は好調に推移しており、3月の登録車の登録台数は50万台に迫り、3月の登録台数としてはリーマンショック前の2007年の水準近くにまでになっています。それに伴い、下取りタマも多く発生していると思われ、AA市場において供給過多と見られる相場下落が確認されています。2月のピーク時からの2ヶ月でAA相場指数が10万円以上下落しており、この時期の変動としては、ここ数年では見られない大きな下落となっています。 エコカー補助金終了までは、供給過多な状態が続くものと考えられます。
05月 | 06月 | 07月 |
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・年度末の下落は例年以上の落ち込み ・新車市場活況で上昇は小幅となるか |
年度末の相場は、例年以上に大幅に下落しています。年度末を境に適応基準が変更になるエコカー減税や、早期終了が推測されているエコカー補助金に対する、駆け込み需要が大きく相場に影響を与えたと思われます。5月以降は、ボーナス需要に対応する時期のため、例年上昇へ転換していきます。エコカー減税と補助金はまだ続くため、新車販売は引き続き好調に推移すると予測されます。そのため、中古車市場はタマが豊富な状態が続き、緩やかな上昇にとどまると考えられます。また、補助金の終了期間が前倒しになる可能性も高く、今後の相場の動きに注意が必要です。