2010年10月の中古車相場情報

2010 年 10 月号のオークション相場

年末に向け下落開始

　2010年9月のＡＡ相場は、上昇傾向で推移しました。
　新車市場を活性化させていたエコカー補助金が、９月７日（火）受け付け分で終了しました。補助金が切れても、キャッシュバック制度など、機会損失を防ぐ為の各メーカー独自の施策がありましたが、やや唐突な感じもあり、販売現場では色々あったようです。補助金終了や、需要の先食いもあり、停滞感はしばらく続くとの見込みも多く聞かれます。
　中古車市場においては、代替による下取車輌の減少が懸念されています。また昨今の円高により、輸出に絡む車輌の相場も影響が見え隠れしており、不安定要素が増えております。この先は年末に向けて、相場価格下落を見込んでいます。

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相場予想図

10月	11月	12月

・直近相場は人気車中心に回復傾向・補助金終了により相場不活性化の可能性も

～例年通り年末の下落が進む見通し～

　直近は人気車種を中心に上昇傾向で、8月の中古車販売実績は前年対比107.8％で回復の兆しが見えます。しかし、今年はエコカー補助金の駆け込みで下取り車が増加したこと、お盆も営業を続けた販売店もあり、例年よりは取引が活発化したことが考えられます。今後年末に向け、例年通り相場は下落すると思われますが、流通台数の減少は必至でそれによる相場の低迷と、中古車需要への回帰の期待感とが拮抗した要素として互いに影響を及ぼすと思われます。また、注目は、この秋デビュー予定のフィットＨＶで、このヒットいかんで中古車市場のハイブリッド車の相場への影響も懸念されます。