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5月鉄スクラップ市況情報

  • 鉄スクラップ価格推移 鉄スクラップ価格推移

6月以降も輸出主導の相場展開予想される

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は6月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。2月より上昇してきた国内鉄スクラップ市況は、連休中にピーク感台頭し5月は急落局面を迎えている。価格的には、関東のH2で1月末に1万4500円であったものが、5月初旬には2万6000円と3ヶ月掛けて1万円以上上がったものの、現在は1万8500円と1ヶ月足らずの内に約7千円急落している。

 今回の値上がりは、国内の鉄スクラップ需要増に起因するものではなく、海外での鉄スクラップ価格上昇が輸出向け価格を引き上げた結果生じたもので、逆に値下りは輸出向け価格の急落にその原因を求められる。海外市況に目を転じれば、米国産のトルコ、極東向け大型船成約の報道も少なく、台湾向けコンテナー契約は大幅な値下り(ピーク時290ドル、直近で190ドル)が記録されている。そして、韓国需要家から提示されるH2のFOB価格も、最高2万9500円から現在は2万円の大台を切ったレベルまで下がっており、当面上昇する気配は無いとの見方が根強い半面、これまでの急落の反動で月末には底値感も指摘され始めている。

 4月の鉄スクラップ輸出量は、86.5万トンに昇り約3年ぶりに80万トン台を記録し、5月も連休はあったものの高い水準で推移しており、6月以降も輸出主導の相場展開となることが予想される。

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