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4月鉄スクラップ市況情報

  • 鉄スクラップ価格推移 鉄スクラップ価格推移

円高ドル安の進行と相まって警戒感も徐々に浮上

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は5月2日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。4月の国内鉄スクラップ相場は前月よりも一段と騰勢を強め、月初に節目の2万円を突破して以降も勢いに衰えを見せず、月末まで上昇を続けた。値上げ幅は各地で6000~7000円程度に達し、月末のH2炉前価格は関東、関西で2万4000~2万5000円中心と、昨年6~7月以来の水準を回復している。

 この急騰の背景には、これまで鉄スクラップ価格を安値誘導していた中国産ビレットの輸出オファーが急減したことがあり、それにより鉄スクラップの安値是正が世界的に進展した。トルコ向け欧米産スクラップ成約価格はUSドル310(CFR)超へと大幅上昇し、2月に付けた底値からの値上げ幅はUSドル130上回っている。月末には日本産H2の韓国向け輸出FOB価格が2万9500円と3万円目前にまで切り上がり、こうした高値先行する海外相場が牽引する形で国内相場は上昇基調を辿った。

 国内鉄スクラップ相場の先行きに対しては、堅調な海外相場を主因に強気な見方が根強い一方、製品や半製品価格と比較した鉄スクラップ価格の割高感が指摘され始め、国内の需要が上向かない中、円高ドル安の進行と相まって警戒感も徐々に浮上し始めている。

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