軽自動車検査協会(東京都新宿区)は5月8日、平成24事業年度事業計画説明会を行った。
冒頭に挨拶を行った中山寛治理事長は、軽自動車の保有台数が伸び続けているという背景の中、昨年と同様に「公正かつ確実で効率的な検査の実施」を掲げ、「ハード(施設)及びソフト(人員体制)をしっかり整えて行きたい」と語った。
平成24年度の予算額は収入171億4900万円(前年度比6億8200万円増)、支出201億3100万円(同14億400万円増)を計上、検査件数は1476万3000件(対前年度比100・0%)、手数料収入は161億4200万円(同100・1%)を見込んでいる。
同会によると平成23年度の軽自動車の平均使用年数は13.2年(小型登録車16.0年)、平均車齢は8・89年(同10.8年)となっている。平均使用年数は、平成17年度から6年間で1.12年延びている。また、平均車齢についても、年々増加傾向にあり、1.41年の延びを示している。
過去5年間のユーザー車検台数の傾向(平成19年度~平成23年度平均)については、全受検件数(新規・継続・構変・予備検査の指定整備ともに再検査を追加)中に占める割合が9.9%の120万8384台となっており、年々増加傾向にあること。また、ユーザー再検率が24.6%となっていることから、「4台に1台は通っていない」(同会)という現状が報告された。