ＪＵ高知（小松豪会長・理事長）は９月２２～２４日の３日間、高知市の高知ぢばさんセンター駐車場で「第９回ＪＵ高知中古車ジャンボカーニバル」を開催した。出展社数１４社で約４００台の特選車を並べた。地元新車ディーラー２社が出展するなど、ＪＵ高知と地元ディーラーが協力して、需要喚起につなげた。１０月からスタートする「支払総額表示」を全車に徹底し、来場者が安心して中古車を検討できる環境を整えた。期間中に７４台を成約するなど、厳しい市場環境の中、多くの来場者を呼び込み、活発な中古車フェアを開催した。

　ＪＵ高知では、年２回のペースと同フェアを開催している。支払総額表示の徹底は３開催前からで、１０月からの支払総額表示スタートに先がけてユーザー「安心」を提供している。

　今回のフェアでは、出展した全社が成約した。３日間の来場組数は９００組近くを動員した。フェア開催に先がけた告知には、テレビＣＭのほか、インターネット媒体を活用した。オリエントコーポレーション担当者も常駐し、期間中のクレジット利用促進につなげた。

　大手量販店による不祥事などが業界を揺るがす中で、地元業界が一丸となって「支払総額表示」の徹底などを通じて、中古車の「安心」や「信頼」を訴求、業界への逆風を吹き飛ばした。ＪＵ高知加盟店と新車ディーラーが混在したフェア開催により、バラエティー豊かな展示車が会場内に所狭しと並んだほか、来場客のための飲食ブースの出展や来場アンケートによるプレゼントも実施、今後の中古車販売に役立つリサーチにもつながった。