川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑲ - グーネット自動車流通

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川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑲

コラム 2020年11月25日
インドネシアの自動車メンテナンス事情
会社名:アセアンカービジネスキャリア
インドネシアの整備工場

インドネシアの整備工場

拡大拡大する

 インドシアのメンテナンス市場プレーヤーは、家族経営で小規模な地元のパパママショップ的メンテナンス場と新車ディーラー併設の整備工場である。一般的に中古車を購入する所得の低い層にとっては車両購入が精一杯であり、修理の際に交換部品は純正品よりも安いものを利用したいと考えている。つまり品質よりもコストが重要で、地元のメンテナンス場を利用している。一方、新車を購入する高所得層は高品質のメンテナンスを求めて新車ディーラーを利用する。

 正確な統計はないが、現地でのヒアリングによれば新車ディーラーに持ち込まれるのは全自動車市場の僅か2~3割ほどである。新車購入者の乗換期間が4年弱で乗り換えているため、それ以降の車齢の自動車は地元の小さな整備・修理場に持ち込まれていることになる。現在2極化されているインドネシアのメンテナンス市場に、2次ユーザーである中間所得層が求める新たな市場が出来始めている。理由は中間所得層のニーズの変化である。中間所得層の拡大により低燃費・低価格自動車施策での新車需要と、所得向上による高年式中古車需要も拡大が見込まれており、双方向からのニーズ変化が存在する。

 新車需要側からは、新車ディーラーでの価格の高いメンテナンスから高品質低価格メンテナンスへのトップダウン型需要である。元々、新車を購入する高所得層は、自動車に関する知識・経験を豊富に持ち合わせている。十分な所得と経験の結果、新車ディーラーでの高品質と安心のメンテナンスを求める。一方、新規で新車購入をする中間所得層は情報がない理由で新車ディーラーという選択をした。しかし、収入とのバランスを考えれば保証外のメンテナンスコストは下げたいと感じている。一方では、地元のメンテナンス場には不安がある。2極化されている中間の市場を求めているユーザー数が増してきている。

 高年式中古車需要からは、安かろう悪かろうから高品質のメンテナンスを求めるボトムアップ型需要である。高年式中古車のユーザーは以前より存在をしていたが、新車ディーラーでは新車販売分の需要がすでに存在していた。ニーズに合うサービスを提供できるビジネスモデルがないため、低いところへ流れて行っていたと推測している。

 これからは、中間所得者層が自動車市場の中心を担うことが予測される。そして彼らが、新市場の創出、そして成長の後押しをすることなる。つまり、中間所得者層を狙い、彼らに合う商品・サービスを提供していく重要性が今度さらに増していくことだろう。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。

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