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日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は6月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。
5月の国内鉄スクラップ相場は上昇へ転じた。新型コロナウイルスの影響で建材需要は冷え込んでおり、鉄スクラップの内需は依然として低調だが、一方では市中回収量が減少しているため国内需給は引き締まっている。
月中には新規輸出成約価格や東京湾岸FAS価格が国内炉前価格を2000~3000円上回る局面が続き、国内炉前価格は輸出価格を後追いする形で値戻しを続けた。月末の炉前価格は関東が2万1000~2万3000円、関西が2万~2万1500円とともに前月比1500~2000円上昇し、2万円台を回復している。
輸出相場ではベトナムや韓国、台湾から割安感のあった日本産への引き合いが増加し、月末時点のH2輸出商談価格は2万3500~2万4000円(FOB)程度と、いまだ国内炉前価格より一段高値にある。トルコ向け米国産HMS成約価格は250ドル台(CFR)を回復しており、海外相場も堅調に推移している。
建材需要の回復には時間を要するとの見方が多いが、供給要因により鉄スクラップ相場は堅調感を取り戻しつつある。3月の鉄スクラップ輸出量が90.3万トンと約4年ぶりの高水準を記録するなど外需は底堅く、国内相場の値戻しを牽引している。
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