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NAA福岡(福岡県久山町、太田憲男社長)は2月25日、「梅まつり記念オートオークション(AA)」を開催した。出品台数543台を集め、このうち437台を成約、80.5%の高成約率を記録する活況だった。
同会場では、九州地区と山口県の日産系ディーラーによる出品協力が特徴で、ユーザーからの買取り、下取り車を中心に、毎回「獲れたて」の良質中古車が出品される。毎開催の初出品比率は80~90%で、こうした初出品車は、日本オートオークション協議会(NAK)の走行メーター管理システムで1台1台丁寧に管理し「安心、安全に良質車を仕入れていただける会場」(宮田義裕副社長)と、万全の体制で「売り手」と「買い手」の橋渡しを行う。
昨年8月には、業界初の試みとして、下回り画像撮影システムを導入した。導入から半年以上が経過し「売切り車にも強い応札が入るなど、会員にとっては、大きな安心感につながっているようだ。コーナーの区別なく、全コーナーに追加、検査などの作業工程に組み込むことで、スムーズな運用が出来ている」(宮田副社長)という。
同社では、もともと検査の延長戦上として下回り撮影を検討していたという。「安心」「安全」への関心が高まる中、会員に提供する情報の1つとして、下回り画像の提供を決めた。
同社は今年40周年の節目を迎える。「小回りが利き、きめ細かい営業が出来る。お客さん1人1人と顔が見える関係を構築していることが強み」(宮田副社長)という同社で、会員からの声をダイレクトかつタイムリーに展開する。40周年の節目には、会場内でタブレット端末の導入なども検討中だ。会員の利便性向上を常に模索し、選ばれる会場作りを推進する。
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