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日産大阪オートオークション(大阪市此花区・吉岡末治社長、NOAA)は7月6日、「外部接続記念AA」を開催した。同社が独自に導入した「手ゼリ融合システム」のスタートを記念したもので、当日のAAからアイオークとASNET(オートサーバー)の「不在入札」、リアルカーオークション(RCA)の「リアル応札」「不在入札」が可能となり、当日のAAは成約台数362台に対し、外部落札が91台に上り、成約単価も26万8千円まで上昇するなど、外部接続によるバイイングパワーの増大効果が早速表れた。
吉岡社長はセリ開始前の挨拶で「私どもは昭和53年に大阪日産自動車中古車部のオークション課としてスタートし、今日まで38年間手ゼリ1本で運営してまいりましたが、今回外部接続に至りました。これに向けた準備は4月からスタートし、非常にタイトなスケジュールの中でのスタートとなりました。会員の皆様のご協力により、このシステムが順調にスタートできるよう、ご協力を宜しくお願いします」と挨拶した。
日産大阪の矢野浩史執行役員中古車事業本部長は「本日から外部応札がスタート。日産大阪としても当オークションは大変重要な位置づけとしております。良質な下取り車を多く出品してまいりますので、ますます当会場をご利用願います」と挨拶した。日産大阪による強固な出品協力も約束され、当日のディーラーコーナーには72台の出品があった。
外部接続記念AAの出品台数は457台、成約台数は362台で成約率は79.2%に上った。成約台数の25.1%を占める外部落札があり、今後も拡大が見込まれる。当日の不在入札件数は205台に対し262件。全体の44.9%の出品車に不在入札が入った格好。こうした応札により、今回のAAでは、成約単価は26万8千円に上昇した。6月5開催の開催平均成約単価12万6千円と比較すると、2倍以上の単価に跳ね上がった格好だ。
吉岡社長は「高額車ほど外部を通じた不在入札が入っているようだ。外部接続による成約単価の上昇は見込んでいたが、初回から早速の手応えをつかむことができた。会員の皆さんの協力により、大きなトラブルもなくセリを終えることが出来た。手ゼリとの融合という難しい仕組みだが、コンダクターもうまく対応してくれた」とし、会員や事務局、関係者の協力によるところを強調する。
今後はRCAを使ったスマホやタブレット端末からの応札には若い世代への会員拡大が不可欠。落札会員の拡大に注力したい」とする。
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