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TAA近畿(大阪府寝屋川市、北口武志社長)は3月15日、年間三大クラシックオートオークション(AA)の「春まつり」を開催した。出品台数は今年度に入って2回目の3000台超えとなる3200台に上り、このうち2396台を成約した。
セリ開始前のセレモニーでは濱田理友会場長が挨拶に立ち「本日は3200台ものご出品をいただき、誠にありがとうございます。出品730社は歴代2位の記録です。ロシア情勢やコロナ禍など、われわれの業界を取り巻く環境は厳しいですが、皆様のご商売にお役立ていただける会場運営を目指してまいります」と感謝の言葉を述べた。
同会場では、今年1月11日の「初荷市」で出品台数3408台を記録したものの、新車の供給遅れなどが影響したタマ不足で集荷に苦戦していたが、年度末を控え久しぶりの3000台超えの出品で賑わった。
今回のAAでは、一般会員による出品台数が全体の54.4%に上るなど、一般会員による積極的な出品協力が際立った。トヨタ系ディーラーとの強い協力関係と合わせて、一般会員との絆が強まっている。
濱田会場長は「常に新しいタマが入ってくる会場。商売に直結する会場というイメージが強まっている。今回も新規出品車が9割に上った」と手応えをつかむ。一方でTAA兵庫(兵庫県西宮市)との相乗効果も表れており、関西エリア2会場での地道な営業活動で、出品と落札の双方で活性化が進んでいる。
昨年稼働開始した「京都特設ヤード」においては、出品車の受け入れ条件を緩和する。これまで京都、滋賀地区のトヨタ系ディーラーのみの出品に限定していたが、これを全国に拡大するほか、他銘柄ディーラーやリース会社などにも対象を拡大し、会員の利便性向上につなげる。
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