誕生２７周年記念は過去最多３９７３台を成約/ＵＳＳ九州

誕生２７周年記念は過去最多３９７３台を成約

オークション 2021年11月27日

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九州クラシック＆スーパーカーコーナーも特設

会社名：ＵＳＳ九州

新美会場長が会員への感謝の言葉を述べた

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　ＵＳＳ九州（佐賀県鳥栖市、瀬田大社長）は１１月２０日、「誕生２７周年記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。慢性的なタマ不足傾向が続く中、出品台数は目標を５００台程度上回る５７６２台に上り、成約台数は過去最多の３９７３台に上るなど、６９．０％の高成約率を記録する活況だった。前週に続き、成約単価は８０万円を上回った。前年同期開催に続いて「九州クラシック＆スーパーカー」を特設、１５９台の名車が集まった。出品店件数が８年ぶりに１１００社を超えるなど、「売り」「買い」の活発なＡＡを展開し、九州地区ナンバー１会場としての存在感を示した。

　セリ開始前のセレモニーで新美幸夫会場長は「コロナ禍で新車供給も停滞し、国内の新車販売は３割減という厳しい状況の中で、中古車もタマ不足傾向が続いている。一方で、新車生産回復など、コロナ禍も徐々に落ち着きを見せ始めている。こうした中、社員一同、会員の皆様にとってより良い商いの場を提供でいるよう、努力してまいります」と挨拶を述べた。

　今回のイベントは、ＵＳＳ九州にとっては、大躍進を決定付けた２７年前の旧ゴールド会場グランドオープンを記念した年間最大イベント。特設「九州クラシック＆スーパーカーコーナー」の出品も前年同期開催の１．５倍水準に拡大するなど、同イベントを盛り上げようとする会員の絶大な協力のもとで開催した。出品店件数が１１１７社に上るなど、会場スタッフと会員の絆の深さを象徴する内容だった。

　コーナー別ではプレミアム売切り」に８０４台、「プライム＆ディーラー」に７９０台、「輸入車プライム＆ディーラー」に２１０台、「軽プライム＆ディーラー」に３２１台を集荷するなど、タマ不足の中古車市場に多くの良質小売りダマを供給した。

中でも「プレミアム売切り」は２０～３０万円以内での売切り車を集めたコーナーで、お手頃価格の小売り向け中古車も多く出品され、会員から人気を博している。

　「九州クラシック＆スーパーカーコーナー」は前年同期開催からスタートし、早くも周年記念イベントの名物コーナーになる雰囲気だ。前年の１０５台に対し、今年は１５９台を集め、さらにパワーアップした。会場正面玄関前などに特設展示場を設け、最新のフェラーリからランボルギーニやポルシェといったスーパーカーをはじめ、国内外のクラシックカーが多数並び、来場会員の注目を集めた。

　こうした盛大の記念イベントを展開する一方で、来場会員の利便性向上のための設備投資も進んでいる。１１月６日開催からは最新式のＰＯＳ席モニターを設置した。名古屋会場などで使用されている22インチの多機能端末を全４５０席に導入した。
　また、１２月開催からは「プライム＆ディーラーコーナー」に内装３６０度画像を導入する。下見利便性の向上など、会員ニーズに即した設備投資を展開することで、会員満足度を高めていく考え。内装３６０度画像については、既存コーナー以外にもさらに拡大していきたい考え。
　出品車を対象とした「スマートクリーンサービス」も大好評で、シー洗浄サービスを追加するなど、幅広いニーズに対応している。

　今回の記念ＡＡの背景には会場スタッフによる早期からの営業アプローチや早期搬入の受付など、地道な営業努力が垣間見える。鹿児島サイトからの出品も順調に集まっており、九州地区最大規模のＡＡ会場ながら、きめ細かい会員サービスが高評価を得ている。

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