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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(東京都港区、佐藤幸雄理事長、以下、NGP協組)は、ビィ・フォアード(東京都調布市、山川博功社長)と、リユース部品の海外販路拡大を目的とした業務提携に合意した。
本日、6月14日からNGP協組はリユース部品データをビィ・フォアード運営のECサイト(https://autoparts.beforward.jp/)に提供し、同サイト上に公開された部品を、ビィ・フォアード社の顧客である、海外ユーザーが購入できるようにした。
これにより、同ECサイトの部品公開点数は約340万点を超える見込みとなり、活発な取引が期待される。
今回の業務提携の背景には、NGP協組はリユース部品の流通拡大を、ビィ・フォアードは中古車の輸出拡大に伴う修理に必要な自動車部品ニーズの高まりがあった。
NGP協組は設立以来、厳しい品質基準で信頼性の高いリユース部品を日本国内に供給している。
2019年にはSDGs宣言を行い、リユース部品の活用によるCO2削減を目標に掲げており、国内のみならず海外に向けてもリユース部品の流通拡大を行うことで、SDGsの達成に寄与できると考え、海外への販路を模索していた。
一方、ビィ・フォアード社の輸出する中古車は2019年度実績で13万3125台に及び、世界205の国と地域と取引実績を誇っている。中古車輸出の市場規模は2020年度実績で約100万台を超えており、コロナ禍で流通が停滞しているものの、新興国を始めとする海外では、高品質な日本の中古車のニーズは依然として高い状態が続いている。
そういった市場背景や、ビィ・フォアードの販売から輸送まで一気通貫で展開していることへの顧客評価の高まりもあり、順調に車両販売の事業拡大を続けていく中で、修理に必要な自動車部品に対するニーズも高まっていた。
今回、そのような両社の思惑が一致し、今回の業務提携が実現した。
NGP協組は「今後はビィ・フォアード社の持つ海外での販売力、NGPの持つリユース部品供給力、両社の強みを活かして、グローバルなリユース部品の流通拡大を行っていくことで、自動車リサイクルの後押し、SDGsへの貢献を図っていきたい」としている。
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