ベイオーク(大阪市住之江区・塩原淳平社長)は,5月に開催した株主総会で取締役を5名から3名(柏原一郎会長、塩原淳平社長、佐官善光副社長)に減員(退任した久留米勝美氏は監査役に就任。亀井邦男氏はユーポスの取締役へ)、さらに代表権は塩原社長だけとした。また6月1日付けで、前経営戦略本部次長の森好二郎氏(39)を会場長に抜擢する新体制を発表した。
今回の人事について塩原社長は、「2015年に当社は法人化10周年を迎える。その大きな節目(ゴール)に向け、今年度は『成長元年』にしたい。『NEWベイオークの実現』という目標に向かうために、意思決定のスピード化と改善ではなく改革に挑むことが重要。『任して任さず』経営の神様と言われる松下幸之助の言葉だが、仕事はやってみたいという真剣な気持ちのある人にやらせてみる。好きな仕事であれば大概はうまくいく。結果失敗した場合、最終的には経営者が責任を負う。だから基本的に口出しはしない。しかし、脱線しそうなときははっきり注意する。仕事とは出来なかったことより、やらなかった事を後悔するものと考えている。森会場長を始め、若い社員の挑戦と活躍に期待している」と語った。
【森好次郎会場長インタビュー】
Q・会場長の辞令を聞いたときの感想をお聞かせください。
A・事前に6月から会場長制度を設けると聞いていたが、まさか自分がとは思ってもいなかった。驚いたというのが正直な感想です。
Q・運営方針は
A・利用会員の満足度の向上がテーマです。経営戦略本部から見ていた営業部と、会場長として見た営業部では知っているようで知らなかったことが多々あった。また社員を指導することで自分自身も気付き、その社員と一緒に成長できている。言葉だけではなく、行動で「お客様第一主義」を徹底したい。
Q・座右の銘は
A・塩原社長の言葉だが、「志(プラスワンの心)」としている。早速、会員からも応援の言葉を頂いている。東日本大震災以降、生産ラインの停止が長引き新車の販売が激減し、中古車業界は厳しい環境だが、高い志を持ち、社員と目標を共有し、強い使命感と熱い情熱を抱き、利用頂く会員と会社の期待に応えたい。
Q・新会場長として会員へのメッセージを。
A・当社の今年1月~5月の成約実績は、平均で74・8%を記録している。ベイネットを始め、充実の外部ネットをPRし、会員から出品頂く大事な商品が1台でも多く成約する会場として評価して頂ける会場づくりを目指していく。