関東中古車AA流通状況(4月上旬) 新年度は被災地需要も織り込み引き合いが反発 新車生産・流通の停滞影響で今後の中古車供給に懸念も
関東地区のAA中古車流通は4月上旬、新年度開始や震災後の各種需要を織り込みながらも、震災後の影響から不安定な展開がみられた。
例年よりも強く換金ニーズが作用した3月末が明け、月初数日は反動停滞となったものの、第2週4日以降買いの強さが出始め、6日頃からそれが本格化、また震災前なみの成約基調に上昇した。
特に目だった動きとしては被災地・東北地方からの復旧需要で、低価格、車検付き、軽自動車、といったところにネットなどを通して強い買いが入った。津波などによる喪失車両は30万台とも言われ、また当地の交通における自動車の依存度が高いこともあるが、この面では比較的早く復旧への動きが見られた。
また、震災直後に見られたリサイクル需要などでの低価格帯車の引き合い低下も一応の底を打った模様。しかしながら3月以前と比べるとまだ低水準のため、軟調な展開状況となっている。
また、中古車供給の面では難しい状況が出てきている。震災による新車生産停止、物流経路での損失などで代替が停滞、それによる中古車発生も非常に細くなっている。そのため、例年は5月に見られる流通量減少が本年は4月3週目11日以降に徐々に見られている。
この基調で行くと本年度中盤は昨年より更に供給の細い需給バランスでの推移となるとみられる。
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