期末最終日に熱心なセリ(31日)
拡大
TAA関東会場(千葉市美浜区)は3月後半から4月上旬まで4開催を以下の実績で推移した。
●3月17日=出品1,224台 成約率66.4%
24日=1,778台 68.6%
31日=1,802台 64.9%
4月7日=2,007台 75.8%
3月11日の震災後も同会場周辺は液状化被害を免れ、設備の一部の損傷を保全し17日より開催。24日以降は期末の取引ニーズを集め、開催内容が拡大していった。
この間の内容としては、トヨタ販売店会員の多くは24日までに期末までの取引の大部分を終えたが、31日は一般の会員の取引ニーズ、出品が寄せられ、前週を上回る規模の集荷と成約率65%近辺の高実績を挙げた。
また、同会場は7日より震災により営業休止中の東北会場(福島県郡山市)での搬入車を映像出品する「がんばろう東北」コーナーを実施。また東北地区の会員が関東会場への出品に際し、陸送費を支援するなど、東北地区会員への支援拠点としても機能している。
震災後の輸送、物流の低調化と新車生産の一時停止などからの中古車流通への影響も予測されるものの、「1社1台出品、参加促進の基本を徹底し、商売の場を提供していく」(関係者)との考え。「参加者数を重視し活発な取引の場にしていく」(同)として、東北地区会員への支援と合わせ推進していく構え。