ヤナセ/車両板金塗装事業をグループ会社に移管、アフターセールス事業を再編
ヤナセ(東京都港区)は4月1日付で、子会社のヤナセオートパーツ(同)に、車両板金塗装(以下BP)事業を会社分割により移管、同社商号を「ヤナセオートシステムズ」に変更した。ヤナセオートシステムズは、これまでヤナセオートパーツが展開してきたヤナセグループ内へのパーツ供給や、エリアセンターを通じたアフターマーケット向けパーツ販売事業に加え、新たにBP事業を統括する。
ヤナセオートシステムズのBP事業の全国ネットワークは、北海道から九州・沖縄まで直営9拠点、協力工場200拠点以上に及ぶ。また、メーカー認定のBP工場としての機能に加え、損害保険会社の提携工場として、「YANASE The Bodyshop Network」を展開。さらに同業他社に先駆けITを活用した「ヤナセBPシステム」(96年~)や損害保険会社との協定業務を円滑に処理する「保険インターフェース」(03年~)の導入で信頼性を確立。05年には輸入車ディーラーとして初の修理箇所を長期保証する「ヤナセBP修理保証制度」を開始。07年には、自動車整備業界ではいち早く環境に優しい水性塗料を補修作業に採り入れるなど、環境対策にも取り組んでいる。
このアフターセールス事業の再編は、
1.アフターマーケットでの競争力強化、2.経営意思決定の迅速化、3.輸入車マルチブランドに対応したサービスビジネス体制の構築、4.従業員の専門性・意識向上による組織の活性化、
を目的としたもの。
今後は各事業間の相乗効果を高め、ヤナセグループのアフターマーケット向け事業の中核企業として事業拡大を目指す。
ヤナセは、昨年10月から推進している新中期経営計画「トランスフォームTRANSFORM 2013」で、機構改革・組織再編による連結経営の強化を掲げている。この事業再編で、アフターセールス事業の効率化と収益力拡大を図り、グループのバリューチェーン経営をより強化する。
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