関東中古車AA流通状況(3月上旬) 期末に向けた流通量増加、成約は低下傾向からやや反発 震災の影響で中旬はAAが多数休止、下旬から再開へ
関東地区のAA中古車流通は3月上旬、2月下旬より始まった流通量の増加傾向が継続、成約率は微減傾向から月初数日の取引手控え後にやや反発し推移した。
流通量の増加傾向に関しては新車販売が1月以降期末決算に向けた拡販に入ったことなどが中古車発生、入庫、そしてAA集荷に効き始めてきたが、昨年と大きく違うのが「エコカー補助金」が無いこと。この新車販売の総量への影響は否めず、それが中古車流通総量の減少に連なり、流通量総量では前年比減で推移している状況。
そのため、需給のバランスは引き続き供給不足に傾斜した状態が続いており、成約率の反発もそれが要因となっている。
成約率が高水準で推移し中古車の流動状況は流通市場上は良いが、末端の小売などは拡販期の動きも見られるものの全体的には構造的な減少傾向にあるため、仕入れた車を期末を前に換金する動きも始まっていた。そのためセリにおいても買い側が押し切る流れから、売り側との押し引きが見られ始めている。
そして、11日に「東北地方太平洋沖地震」が発生、東日本全域がその影響を受け、12日~18日のAA開催の休止または延期、また物流の遅延などが発生している。19日以降にはAA開催は一定まで回復の見込みのため、本格的な期末取引はそれ以降となるとみられる。
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