関東中古車AA流通状況(2月初旬) 決算期を控え加速するタマの取り合い~成約率が最高記録水準で推移
関東地区のAA中古車流通は2月に入り、成約率が最高記録水準で推移、タマの取り合いがさらに過熱する様相となってきた。
主要会場で成約率が新記録となった例として、2/3 USS東京=76.7%、2/5 USS群馬=76.1%。この2会場は良質車の集荷比率が比較的高い特徴があることから、良質車を取り合う買い圧力が新記録の一因とみられる。
また、通常から成約率水準の高いTAA関東、横浜の2会場も70%台中盤から80%近辺での推移が続く。
JAAも1月最終開催で同68.0%(ワンチャンス成約分含む、2/1締め)と最高水準実績に。JAAの特徴として「ワンチャンス」(流札車ワンプライス落札)の成約台数が多い(1開催100~150台、成約率で終催直後から2~3%上方変動)ことから、セリ流札車への「食いつき」も相当強い状況がうかがわれる。実際、セリ後商談での成約が増加傾向にある他主要会場の例も聞く。
セリ自体もこの様相が強く表れている。とにかく自分が落札するまで応札を返す、落札店はネット経由の遠隔エリアの会員、そんなセリが多々みられる。そのため各主要会場の外部落札比率も上昇傾向。
この強いタマの取り合い、買い圧力は大規模集荷開催の成約状況をも極めて高回転化させている。前述のUSS東京をはじめ、東日本でその次の規模のUSS横浜も成約率70%近辺での推移が続いている状況。
昨年9月の新車補助金終了の反動による中古車流通台数減少は、ついにこの異例ともいえる市場の過熱状況にまで至った。この状況の緩和は年度末の換金出品の増加が始まる3月頃以降とみられる。
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