セレモニーではKCAAグループの豊丸常務が謝辞を述べた

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KAA京都(京都市伏見区・大峰高社長)は1月21日、「オークネット接続4周年記念オートオークション(AA)」を開催した。成約率が今年度最高の61.7%に上るなど、活発な応札でセリは盛り上がった。
セリ開始前の式典では、KCAAグループの豊丸美行常務が「KCAAグループでは南九州会場からスタートしたオークネット接続だが、KAA京都においても接続から4年が経過しました。導入当初から活発な落札がありました。現在では全成約の半数以上を外部落札が占める中、京都地区における地元密着のAA運営の基盤となっています。自社ネットを含め、会員の皆様のますますのご活用をお願いいたします」と挨拶した。
続いてオークネットの大畑智執行役員が挨拶に立ち、「全成約の2割近い台数をオークネットを通じた成約が占めているのは、全国的にも極めて高い実績。地元ディーラーをはじめ、特徴である良質車出品が全国から注目されている」と話した。
同会場が自社ネットや外部接続先からの強い応札を引き出しているのは徹底した地元志向にある。「外部応札が全国相場を形成する中、地元ディーラーや専業店の出品による『良質車仕入れの場』というイメージが加速、東西への交通利便性の良さも重なり、ますます良質車が集まる『好循環』が生まれている」(中島正典会場長)と分析する。「高額車出品も増加傾向にあり、会場の規模に関係なく、しっかりと売れることが会員にも認知されてきている」(中島会場長)という。
最近は「0-10コーナー」を新設した。「5万円以下の低額車だけでなく、もう一段上の価格帯にも強い引き合いがあり、順調なスタートを切ることができた」(中島会場長)と手応えをつかむ。
こうした背景には、KCAAグループによる自社ネットや外部接続の強化にあり、「良質車が多く出品される環境となり、国内小売り、輸出を問わず、幅広いバイヤーの強い応札という形でネット接続が功を奏している」(豊丸常務)とする。
今年の見通しについては、「景気も上昇機運にあり、良い流れとなりそうだ。エコカー補助金や消費増税などの反動要因があった前年までとは違う。新年から成約率も高く、手応えのある年となることを期待している」(豊丸常務)とし、グループ4会場で23万5000台という目標に向け、全社一丸となったAA運営を推進する。