セリ終了後にはJU九州青年部メンバー全員で記念撮影

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鹿児島県中古自動車販売商工組合(北薗幸二理事長・JU鹿児島)は9月19日、「平成26年度第3回JU鹿児島青年部担当記念オートオークション(AA)&第36回JU九州、青年部担当AA」を同時開催した。JU九州(北薗会長)の青年部会(朝隈友晴代表幹事)メンバーが一丸となって開催準備を進めた。目標出品台数555台に対して657台を集荷、成約率は今期最高の65.6%を記録するなど、熱気あふれるAAを開催した。
セリ開始前のセレモニーでは、JU九州の永松守指導環境委員長が挨拶に立ち「(目標を大きく上回った)本日の出品台数はさることながら、JU九州青年部の団結力の強さ、横のつながりは全国からも注目されているところです。青年部が思い思いに取り組んだAAです。宜しくお願いいたします」と話した。
これを受けて、朝隈代表幹事は「諸先輩方、並びに各県青年部会員の協力により、目標を大きく上回る数字を残すことが出来ました。皆さんの『記憶』に残る1日とできるよう、青年部メンバーが一生懸命頑張り、雨を吹き飛ばすようなAAを行います」と、謝辞を述べた。
JU九州の北薗会長は「事あるごとに『九州は1つ』と申し上げてまいりました。さらなる団結強化を図り、九州がもっと元気になれるよう、皆さんのご協力を宜しくお願いします」と挨拶した。
当日は、JU九州、JU鹿児島青年部が企画したさまざまな特別企画を展開した。ほぼ満席の会場は、バイヤーの活発なセリで賑わい、セリ終了後の居残り抽選会も盛り上がった。居残り賞には、青年部主催AAの定番である「ロールケーキ」が振る舞われた。
こうした特別企画で盛り上がった一方で、チャリティ募金活動を展開した。チャリティ募金には、AA前日の開催したJU九州青年部の「懇親ボーリング大会」の会費とAA当日の募金を合わせた。集めた浄財は、JU中販連本部を通じて、今夏の土砂災害、水害で被害の大きかったJU広島、JU京都に寄付される予定。
今回のAAでは、JU九州ならびに同青年部の団結の強さが印象に残った。こうした状況を永松指導環境委員長は「JU九州青年部を自慢に思っている。2代目経営者の単なる交流だけでなく、知恵や技術を結集し、活発な交流を図ることで、コミュニケーションや情報共有は非常にうまくいっえちる。将来を見通すと消費税10%時代の到来など、大きな波が押し寄せてくるのは明らか。これからの変化に対応するためにも青年部の活動を通じた業界の底上げが不可欠」と話す。
北薗会長も「長い間の伝統もあり、皆が集まり前向きに取り組む風土が出来ている。これからも『九州は1つ』を合言葉に、互いに助け合いながら、皆の悩みや今後の展開などについて、共有して欲しい。現在、小売り市場は厳しく、中古車流通分野では循環が鈍っているのも事実だが、常に考えながら行動して欲しい。市場活性化は自分たちで行うものといった気概を持ち、次代を担う経営者たちが揃う青年部を盛り上げて欲しい」と期待を込める。
JU九州青年部は11月2日、「第30回ソフトボール大会」を鹿児島県で開催する。九州、沖縄の各県の8チームとJU北海道、JU関連協の2チームの合計10チームが集い、30回の節目となる大会を盛り上げる。