6月21日からは新キャラクターのテレビCMもスタート

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中古車買い取りフランチャイズチェーン(FC)を展開するユーポス(柏原隆宏社長、大阪市西区)は、2014年度(14年4月~15年3月)の買い取り台数目標を前年度比9・9%増の3万2000台に設定した。既存店舗の来店成約率向上、新規出店加速による積み上げにより目標台数必達を目指す。
前年度は目標台数の3万台をわずかに下回る2万9111台に止まったが、契約済み4店舗が今年度開店の見通しのほか、新たに10店舗の開設を計画する。店舗開発強化路線を引き続き推進するとともに、既存FC加盟店への対応力強化や人材確保・育成などにも注力する。
同社の買い取り台数は、10年度に2万6578台、11年度に2万6948台、12年度に2万7116台と年々増加、店舗開発強化の成果が表れた13年度には2万9111台とした。13年度下期の伸び率は前年同期比9・9%増を記録するなど、矢継ぎ早の新店舗開設が台数押し上げに寄与した。
今年度は、加盟店支援を強化するため、スーパーバイザーの担当エリア制を設け、きめ細かく的確な店舗支援を展開する。また、強化支援店舗を選出し店舗ミーティングを定期開催する。各店の状況や情報の共有化、意見交換に生かす。このほか、本部主導によるロープレ研修会の実施や商談勉強会を行うことで、各階層ごとのスキルアップにつなげる。
ユーポスは13年度、14年度の2年連続でオリコン顧客満足度(CS)ランキング(車買取会社部門)総合第1位を連続受賞している。CS向上策を引き続き強化することで、査定数や成約率の向上につなげる。
今年度の出店計画では、新規10店舗出店を予定。前年度契約済みの4店舗を含めると14店舗の開店を目指すもの。引き続き京都、兵庫に強化指定エリアを設定するとともに、看板支援などで加盟店支援を強める。13年度末時点の関西地区店舗数は58店。14年度末には10店増の68店舗体制に拡大する。大型商業施設への出店戦略も推進する。
また、インターネットホームページ(HP)のリニューアルによる査定依頼件数の拡大、新キャラクターを訴求するテレビCMも6月21日からスタートさせており、マスメディアの活用やHPを介した店舗への来店誘導を強化する。
6月25日には、大阪市住之江区の損保ジャパン研修センターで「経営責任者会議」を開催、加盟店関係者ら約40人が一堂に会し、FC本部の方針や各種営業施策に関する説明を受けた。13年度表彰式では、ユーポス橿原店など3店を経営するミナミシマ自動車販売(南島忠男社長、奈良県橿原市)などが実績上位の加盟店が表彰を受けた。