トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市・豊田章男社長)は、中国宋慶齢基金会(以下、基金会)と8年間続けてきた「中国宋慶齢基金会トヨタ助学金プログラム」をさらに3年間延長することで合意。
3月28日、朝陽文化館(中国北京市)にて調印式典を実施した。
式典には給付対象である大学の代表者・学生のほか、関係者が出席。
トヨタの大西弘致専務役員は、「トヨタには『モノづくりは人づくり』という考えがある。本プログラムを通じて、社会で重積を担う人材となり、日中友好の懸け橋となってほしい」と述べた。
助学金プログラムは、経済的支援の他に、リーダーシップ研修や日本訪問などの機会を提供している。
この8年間で25大学から合計180名の学生が対象となった。
今後の3年間では、毎年260名、合計780名への支援を行う。
また、一人当たりの給付金額を年間4,000元に増額し、リーダーシップ研修の対象を全員に拡大。
さらに、人的交流を深めるオンラインコミュニティを開設し、人脈づくりの機会を提供する。
なお、今後3年間の寄付金額は、2,700万元(約4.4億円)予定している。
トヨタ及び現地事業体は、人材育成、環境保護、交通安全の三つの分野を中心に社会貢献活動を行ってきた。
人材教育分野では、助学金プログラムのほか、遼寧トヨタ金杯技師学院や清華大学公共管理学院との研究センターの設立などがある。
また、環境保護分野では、河北省の砂漠化防止に向けた緑化活動、中国の青年による環境保護活動の助成などを実施。
交通安全分野では、一般市民向けの交通安全教育イベンなどを実施している。
今後とも、トヨタは「良き企業市民」を目指し、中国の社会発展に積極的に貢献していく。
トヨタ助学金受給者達の声(動画へリンク)
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/download/1461116