トヨタユーゼック(千葉市美浜区・向井英夫社長)が主催するTAA関東会場(千葉市美浜区・森田雄二会場長)は1月10日に「初荷市&リニューアル記念」を、同17日に「グランドオープン11周年記念AA」を開催した。
関東会場の内外装リニューアル後、初となるAA、そして二週連続の記念となる開催に多くの会員が来場。熱気が溢れるAAとなった。
10日の「初荷市&リニューアル記念」では、森田雄二新会場長がセレモニーの進行を務め、来場の会員に謝辞を述べた。
挨拶に立った向井英夫社長は、2012年の実績について「トヨタユーゼックは、昨年TAA開設以来45周年という節目の年を迎えた。出品実績は、年間出品台数前年比130%の69万7,000台となり、全国の出品台数のシェアも初めて9%を超える結果となった。また年間の成約率平均も69%を記録し、全国のAA市場の平均を大きく上回る実績を残すことができた」と述べた。
関東会場の実績では、「出品台数9万8,000台、対前年比122%となり、成約率も67%を確保することがでた。これも来場のお客様、また、T‐webなど会場外の応札を含め、幅広く活発な取引を頂いたおかげ」と謝辞を述べた。
また、会員の利便性を上げていく取り組み3点を挙げ、「1点目は、会員のニーズをしっかり受け止めて適切な情報を提供し、会員のビジネスパートナーとして信頼を得る営業活動を実現する。2点目は、引き続き、より精度の高い検査を実施し、安心して取引いただく環境づくりを更に進める。3点目は、オークションの利便性を一層高めて様々な機能の充実を図る」と語った。
その具体的な事例として、石川県金沢市開設する予定の出品ヤードや、スマートフォン対応によるT‐webの強化、ストックワンプライスの機能強化を挙げた。
最後に、「関東会場はTAAの基幹会場ということで様々な新たな取り組みを進めております。内装写真も出品車両全車に拡大いたしましたし、またハイブリッドやEVコーナーも特設でスタートさせました。このように関東会場は引き続きTAAを率先して新たに取り組んでいきたいと考えております」と抱負を語り、挨拶を述べた。
翌週17日の「グランドオープン11周年記念AA」で挨拶に立った向井社長は、先週開催の「初荷市」が好結果を記録し、活発なAAとなったことに謝辞を述べるとともに、「昭和42年に東京、大阪、名古屋でスタートしたトヨタオークションは、その後、全国展開を進めてきたがTAA関東会場は、TAAの歴史そのものである。17年前の平成8年にこの場所、千葉市へ移転、新築オープンした。その後、平成14年に新セリ会場の増設を実施。会場間のネットワーク落札をできるようにした。本年は増設、拡大以降11年目となる。今年は、内外装をリニューアルし、会場のリフレッシュを行い会員の皆様に快適に商売していただける環境作りを進めた。今年も皆様と共に市場を盛り上げていきたいと思っております。」と挨拶を述べた。
関東会場の内外装リニューアルは、外壁と食堂以外にも、セリ機下部に充電用のコンセントを設置、下見をしやすいように照明を増やす等、会員の利便性向上を図る取り組みがなされ、会員から高評価を得ている。
10日の結果は、出品台数1,828台、成約台数1,429台、成約率78.2%。
17日の結果は、出品台数2,353台、成約台数1,891台、成約率80.4%。
両開催とも高実績を記録し、年明けから最高のスタートとなった。