今年度を「HAA神戸改革元年」と宣言した菊地秀武社長

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HAA神戸(神戸市中央区・菊地秀武社長)は11月24日(土)、「HAA神戸開場13周年記念」を開催、出品9,405台を集め、成約台数4,445台(率47・3%)の高実績を収めた。
セリ前のセレモニーで菊地秀武社長は、「当会場は3000台を目標にスタートし、5000、8000、1万台と順調に出品を伸ばしてきました。出品台数は急成長を遂げていますが、慢心することなく初心に立ち返り今年度を『改革元年』とし、全てを一からのスタートとして取り組む所存です」と挨拶を述べた。
【記者会見での菊地社長一問一答】
変革元年とは
急成長したところは見直しが必要である。今、顧客対応など業務全般・サービス・出品票・会場設備など、ゼロから見直している。
具体的には
10月に1万社以上にアンケートを実施し、1000件の回答が得られた。会員皆様から様々な貴重なご指摘・ご意見を頂けた。一例を挙げると、事務局が暗いとの意見があったので早速照明器具をLEDなどに取り替えた。また入場チェックを厳しくするよう指摘を受けたので玄関前で受け付けを設置し、入場者全員にIDカードの義務付けを徹底した。
その他の改善は
従来、立体駐車場の1Fに鍵の管理小屋を設置していたが、各ブロック毎に管理担当を配置し、鍵を管理し、下見の利便性を高めた。鍵付き車が増えすぎたことも背景にあるが、置き場毎に鍵の管理者を置くことで防犯対策にもなっている。会員からも下見時間が1/3になったと喜んでいただいている。
サービス面は
ラクラクサポートを従来の4週を取引実績に応じ、最長13週間に延長した。さらに申し込み時に義務付けていた決算書の提出を条件から外し、過去2年間の取引実績次第で利用を可能にした。
また、6月以降に導入した「全車内装画像3点」、クレーム規定の見直し(売り手買い手のバランス)やワンチャンスの時間延長などを改善した。車両検査員も検査に対しての会員の厳しい意見を見てプレッシャーが掛かり、意識と行動(仕事への姿勢)が変化している。