ユー・エス・エス／平成２５年３月期の第２四半期決算を発表。同時に配当金アップも発表

オークション 2012年11月06日

安藤之弘会長兼社長

ユー・エス・エス（本社：愛知県東海市・安藤之弘会長兼社長）は１１月６日に平成２５年３月期の第２四半期決算を発表した。　

同社発表によると昨年は、東日本大震災やタイ洪水の影響による新車販売落込みで出品台数が大幅に減少したが、今期は、エコカー補助金制度実施で新車買い替え時の下取車両が増加した影響で、出品台数は１１１万９千台（前年同期比９.１％増）、成約台数は６７万８千台（同１.７％減）、成約率は６０.６％（同期実績６７.３％）の実績。
売上高は出品台数増加と、外部落札比率の上昇や外部落札システム落札手数料の値上げ等により手数料収入が増加、営業費用は減価償却費が大幅に減少。
この結果ＡＡ事業は外部顧客に対する売上高２２５億７千９百万円（同２.２％増）、営業利益１３７億９千６百万円（同７.７％増）の増収増益の実績となった。

また、中古自動車買取専門店「ラビット」、事故現状車買取販売事業ともに、前年同期と比較して、買取台数が大幅に減少、台当たり粗利益も減少したため減収減益。
この結果、中古自動車等買取販売事業は、外部顧客に対する売上高５５億８千万円（同１５.１％減）、営業利益１億９千６百万円（同５３.４％減）。

その他の事業では廃自動車等のリサイクル事業で廃自動車取扱台数は増加したが、金属相場の下落傾向が続き、労務費、経費も増加したため大幅な減収減益。
廃ゴムのリサイクル事業はカラー着色の弾性舗装用ゴム製品や踏切用ゴムマット等の取扱量は増加したが、営業費用増加等により増収減益。
中古自動車の輸出手続代行サービス事業は、順調に取扱台数が増加、営業利益を確保した。
この結果、その他の事業は、外部顧客に対する売上高２７億８千４百万円（同０.６％増）、営業損失３百万円（同営業利益１千８百万円）となった。

ＵＳＳグループの当第２四半期連結累計期間実績は、中古自動車等買取販売事業の減収などが影響し、売上高は３０９億４千４百万円（同１．６％減）と減少したが、営業利益は１４０億５千２百万円（同５．５％増）、経常利益は１４２億５千６百万円（同６．３％増）、四半期純利益は８７億５千９百万円（同１０．４％増）となり、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに過去最高益を更新した。

また、同時に期末配当予想を発表。１株当たり１３１円５０銭のところ、１株当たり配当予想を１４０円に値上げ。これにより、年間配当金は１株当たり３０１円５０銭となった。

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