JU宮崎(宮崎市高岡町・黒木嘉興理事長)は10月18日、「第85回宮自販・JU宮崎合同・全国JUリレーオークション」を開催し出品300台を集めた。
セリ前のセレモニーで挨拶に立った黒木嘉興理事長は、「震災から1年7カ月が経過しましたが1万5,871人の方が亡くなり行方不明者の方が2,778人、未だ避難を余儀なくされている被災者が32万6,873人おられます。私達はこの事を忘れてはならないことだと思います。唯一、明るい話題は、京都大学の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことです。人間の細胞は200種類60兆個があると知りました。このiPS細胞で難病の治療が期待されています」と、東日本大震災被害と日本のノーベル賞受賞について語った後、「JU宮崎は1980年11月19日、フェニックス自然動物園駐車場にて第1回のオークションを開催した。当時から自販連様から協力を頂き、本日は『第85回』の合同記念開催です。
本日出品300台のオークションが開催出来たのも、自販連の堤会長様、笠原中古車部会長様、鮫島中古車部副部会長様、並びに事務局・櫨山専務様・中武事務局長様、協会員皆様のご支援のお陰だと感謝しております。また、当JU宮崎といたしましても中西流通委員長・各理事・役職員・組合員役員・職員・組会員様・準会員様のご支援のお陰です。この5年間で新車販売は128万台減、中古車は73万台減、AA出品はピーク時と比較し230万台が減少しています。若者の嗜好品は1位がパソコン、2位がiPhone、車は16位に後退しています。日本は今このような厳しい環境ですが、全国のタンス預金が30兆円あり、内宮崎県は3000億円。JU宮崎として中古車販売士など加盟店の信頼度を上げ、消費者の需要を掘り起こして頂きたい」と述べた。
当日は県内外から多くの会員が来場、「魔王」などプレミアム焼酎もセリに掛けられ、153台を成約する高実績を収めた。2階食堂の評判も良く、福岡から仕入れに来ていた県外会員も、「JU宮崎の食事は美味しい。特にチキン南蛮が最高」と満足していた。
JU宮崎は、会場内の至る所に「挨拶の励行」・「マナー向上推進」・「相身互=他人を思いやる心」と行動スローガンを貼り出し、役職員の意識向上を図っている。