JU宮城(宮城県大和町)は1月12日、「平成24年新春賀詞交歓会」を仙台市内で開催した。
開会に際し鹿野利徳理事長は年頭の挨拶を行い、3月の東日本大震災が「多くの尊い命を奪い、愛する郷土に傷をつけた」と顧み、以降の災害や経済状況も踏まえ「悪夢のような一年が過ぎ、今年は紛れもない復興元年となる」として同JUは会員店の認知向上と業界の健全な販売秩序向上に向け消費者向けPR活動、JUの展開する中古車販売士制度の推進に取組むとした。またAA事業はJUセリ共有化システムの8月の導入を表明。
「郷土宮城県、被災された皆様の復興のために邁進していく」と述べた。
翌13日には「新春初荷AA」を開催。同会場の取引開始に多数の会員が各地より来場、また前年同開催比約500台増の1,300台を集荷した。
開会式で鹿野理事長は「厳しい景況だが中古車が出回ってくれば本年は期待できる」と、高橋保JU東北会長(JU岩手)は「今年は中古車の勝負の年」と活発な商いを呼びかけた。
セリは取引が活発に動き成約率62.1%の好実績を収めた。
同JUは8月の新システム導入、そして東北を中心とする「人の絆を大事に」(鹿野理事長)する活動でAAを活性化する。
また、昨年秋にAA会場で開催した合同小売フェアを定例化し、消費者認知向上を推進する意向。