「カロひめパーク」、「カロひめリバー」が地域社会の未来を切り拓く - グーネット自動車流通

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「カロひめパーク」、「カロひめリバー」が地域社会の未来を切り拓く

企業・団体 2026年07月30日
「点」を「面」に変え、「地域のハブ拠点」へ
会社名:トヨタカローラ姫路
ひめじ店に隣接する「カロひめパーク」(写真右奥はひめじ店)

ひめじ店に隣接する「カロひめパーク」(写真右奥はひめじ店)

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 トヨタカローラ姫路(兵庫県姫路市、瀧川祥也社長)は播磨、但馬エリアに13店舗を展開する自動車ディーラー。1966年12月に創業し、今年で60周年を迎える。同社は「エクセレントディーラー」を掲げ、地域にとって「なくてはならない」企業を目指す。
 同社は23年11月『COROHIME PARK』(カロひめパーク)をオープンした。同社ひめじ店(姫路市)に隣接し、同店を「公園一体型店舗」にリニューアルした。「大人から子供まで、もっと気軽にクルマを楽しむ」をコンセプトに、誰でも気軽に利用できる施設だ。
 同パークは、地域の良好な景観形成に寄与する建築物として評価され、2024年度「姫路市都市景観賞」(建造物部門)を受賞した。
 また同社は4月、兵庫県神河町に『COROHIME RIVER』(カロひめリバー)をオープンした。「クルマと共に体験を深める」をテーマにした体験型アウトドア施設で、宿泊、キャンプ、バーベキューなど、大自然の中でさまざまな体験を楽しむ。
 同社は「クルマ」、「拠点」、「体験」を融合し、モビリティ社会の新たなカタチを創造する。


■「公園一体型店舗」という発想
 「大人から子供まで、もっと気軽にクルマを楽しむ」―。同事業を担当する壷阪泰樹常務は「公園をつくるというよりは、クルマを身近な存在にしたかった」と、話す。店舗と公園を切り離すのではなく、店舗と公園を合わせて「公園一体型の店舗」という発想だ。同パークで使用する電力は、全て太陽光発電でまかなうため、環境にも配慮する。
 同パークでは、定期的に「カロひめフェス」イベントを開催し、キッチンカーや電動カート試乗会、体験ゲームなど「大人から子供まで」楽しむ場を提供する。同パークにはクルマを展示し、「人の集まりを作った中で、クルマに触れる空間を演出する」(壷阪常務)。また同パークの外周は、電動カートのサーキットコースになっている。
 同フェスでは、『かろひコイン』(1枚=100円)を発行する。同パーク内専用の通貨で、体験イベント(キッチンカーは使用不可)などで利用できる。コインにすることで子供も楽しく、家族でより楽しむ要素になる。余ったコインは次回のイベントで利用でき、再訪のきっかけにもなる。
 同フェスは1開催あたり1500~1800人が来場し、のべ4万人を超えた。


■「カロひめパーク」を地域のハブ拠点に
 地域のコミュニティを形成することで、新たな顧客獲得にもつながる。例えば、ドッグラン内に「写真映えスポット」を設けることで、SNSを通じて写真が拡販し、ペット連れの友人や知人が来園する。ほかにも、地域の学校が遠足で利用することで、子供から親へ情報が伝わり、「パパ友」や「ママ友」が来園するといった「スパイラル」を生む。このスパイラルが、同社の認知を広め、新規顧客の獲得にもつながる。
 同パークは、地元企業や地方自治体と協業し、地域経済の発展にも寄与する。同社の商圏にある神河町は、兵庫県で最も人口が少ない地域とされ「地域の活性化」に課題を抱える。同フェスを通じて「神河町特産品フェア」を開催し、同町のコンテンツ発信や認知拡大に貢献した。
 また、地元企業との共同企画も開催し、過去には、ダンス教室の生徒が「ダンスパフォーマンス」を披露したほか、親子で「工芸教室」、「野球のグローブづくり」などをおこなった。完成したグローブでキャッチボールをするなど、親子の思い出づくりや地元企業の集客にも寄与する。
 「公園一体型の店舗」は、地域のコミュニティを形成する「ハブ拠点」に進化をとげた。


■「カロひめリバー」の登場で、全ての世代と接点を持つ
 同社は4月、神河町に「カロひめリバー」をオープンした。クルマと共に体験を深める「体験型アウトドア施設」で、大自然の中で宿泊やキャンプ、サウナ、バーベキューが楽しめる。同リバーのメインターゲットは、若年層と、シニア層だ。
 壺阪常務は「カロひめパークを利用する子供たちは、学生になるとパークを卒業してしまう。そうなると、当社との接点がなくなってしまう。パークを卒業した子供たちが、次に訪れる場所として『カロひめリバー』が活躍する。子供ができたら、今度は親としてパークに戻ってくる。また、子育てがひと段落したシニア世代の方々にも、ゆったりとした時間を提供できる。パークとリバーで、全ての世代と接点が持てる」と、さらなる成長を見据える。
 また同リバーは、地域の雇用にも貢献する。「カロひめリバーのシーズンは、春、夏、秋を想定している。冬は雪で需要が減ることを見据え、『峰山高原リゾート』のスキー場と提携し、雇用の安定と創出を図る」(壺阪常務)という。
 同スキー場と雇用提携することで、春から秋は同リバー、冬場はスキー場で働くことができ、双方にとって安定した雇用を生む。


■「点」から「面」への拡張
 同パーク、同リバーは、単なる「一拠点」にとどまらない。普段の営業活動においても、各店の顧客に「カロひめフェス」の案内や特典DMを送ることで、同ひめじ店に限らず活用できる。同社全店の顧客に加え、地域とのつながりを拡張することで、「点」が「線」でつながり、「面」に変わる。これで、自社の商圏を確実に抑える。
 壺阪氏は「今後、日本の人口は減っていくなかで、今と同じことをしていては成長できない。自社の強み、弱み、地域の強み、弱みをしっかり分析し、『オモテ』と『ウラ』の関係をパズルのように組み合わせ、新たなチャレンジを仕かけていくことが重要」と、話す。
 同社は今後も、地域に「なくてはならない存在」として、地域社会の未来を切り拓く。


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