【フレッシュマンインタビュー】ＵＳＳ名古屋の経免さんと山森さん/USS名古屋

【フレッシュマンインタビュー】ＵＳＳ名古屋の経免さんと山森さん

ひと 2025年12月12日

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若き検査員に聞く検査のやりがいと将来の展望

会社名：USS名古屋

経免さん（右）と山森さん（左）

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　中古車オートオークション最大手のユー・エス・エスの基幹会場であるＵＳＳ名古屋会場（愛知県東海市、瀬田大社長）では、「公正な市場の創造」の元、４０人の検査員が、年間約５０万台の検査を行っている。検査員は入社後、同社が定めるカリキュラムに沿って「集合教育」と呼ばれる約半年間の研修を受講し、検査員の資格を取得することで、初めてオークションに出品される車両の検査を行うことができる。今回は、今春入社し、ひとりで評価点を付けることのできる３級の資格を取得した経免大暉さんと山森湖夕さんに話を聞いた。（福井伸幸）

▼検査員を目指したきっかけは
（経免さん）学生の時、中古車販売店でアルバイトをしており、査定業務をする機会があった。車を査定することは難しく、奥が深いと感じる一方で、やりがいを感じ、興味が湧いたことが、検査員を目指すきっかけになった。
（山森さん）頭文字（イニシャル）Ｄが好きで車に興味があった。アルバイト先で「車に興味があるならユー・エス・エスが良いよ」と教えてもらい、検査員の仕事を知った。知識は全然なかったが、この仕事に就けば、車に詳しくなれるという期待を込めて決めました。

▼研修はどうでしたか
（経免さん）すごく楽しかった。同期と仲良くなって、今でも連絡を取り合っている。一番自分自身の成長を感じた期間だったと思う。１ヶ月前までは見落としていた修復歴の損傷に対して、「前回は見落としていたけれど今回は見落とさなかった」と気づけるようになった時に改めて成長を感じた。
（山森さん）一言で言うと、すごく短く感じるほど楽しかった。同年代の同期と一緒に研修をしていたので、楽しく切磋琢磨しながらお互い高め合えた。いつでも質問しやすい環境で、検査のことを集中的に学べたのが自分に合っていると思う。

▼ユー・エス・エスの検査の強み・特徴は
（経免さん）根拠を持って徹底的に教えてもらえることが強みだと思う。単に「歪みがある」という事実だけでなく、力のかかり具合や方向など、理論的な説明までしっかりと講師が教えてくれることで、頭の中で事故の状況が３Ｄで想像することができる。
（山森さん）検査規程がしっかり確立されているので、他会場であっても検査に差が出にくいというところが強みだと思う。どこで買っても、どこで落札しても同じ評価点がつくということは、安心感につながると思う。

▼検査の楽しさ、難しさとは
（経免さん）楽しさは、昨日まで分からなかったことが分かるようになったという「成長」を感じられるところ。難しさは、どんなにすごい人でもミスはありますが、それでも「常に１００点の検査」を目指さなければいけないところです。
（山森さん）一番楽しいと思う瞬間は、きれいに修理してある車の損傷（修復歴）を見つけた時です。難しさについては、検査の質を落とさずに台数を上げなければいけない点です。特に名古屋会場は搬入台数が多いので難しいと思います。　

▼どのような検査員になりたいか
（経免さん）会員、出品店、落札店の方、そして上司、先輩からも信頼されるような検査員になりたいと思う。どちらかに偏った検査をしてしまうと不信感を抱かれてしまうので、中立の立場で検査をし、信頼されることが自分のモチベーションにも繋がると思う。
（山森さん）会員の方からも、同じ検査員の仲間からも信頼されるようになりたい。わからないことを先輩に聞くと、すぐに判断して根拠も説明してくれます。私も将来、後輩が入ってきた時にそういう風にきちんと説明できるくらい早く成長したいと思います。

【プロフィール】
経免大暉（きょうめん・だいき）、滋賀県大津市出身、２５歳。趣味は車のカスタム。
山森湖夕（やまもり・みゆう）、愛知県豊田市出身、２３歳。趣味は漫画を読むこと。

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