令和最新版【査定検査ガイド】㊸アルミボディの状態見極め
令和の現在、外板部位や骨格部位にアルミ合金素材を採用しているモデルは、珍しくありません。査定検査の現場では、こうしたモデルに対してどのように確認を進めればよいのでしょうか?
●特性を理解する
現在市販されているモデル、特に高性能モデルの多くは“ボディサイズアップに対する重量増抑制”“燃費性能の向上”を目的としてアルミ合金を採用しています。
鋼板に比べて“軽い”ことがその理由ですが、ボディ素材として採用するには、いくつかのハードルが存在します。
・鋼板に比べて融点が低い
・熱伝導率が高く、歪みやすい
・空気に触れるとアルミよりも融点の高い“酸化膜”が表面にすぐ発生する
こうした特性が従来の製造手法で用いられる“溶接接合”を難しくしていることから、アルミ合金の接合には代替手段を採用。
その代表的なものが“リベット接合(画像①赤丸)”“ボンド接着(画像①黄丸)”の併用。そして“クリンチング接合(画像①緑丸)”。
画像①はポルシェ911(タイプ992前期)のリヤエンジンフードを開けて撮影した“右リヤフェンダー内側”です。このようにアルミ合金製部位の接合には、熱変形防止を目的とした手法が用いられているのです。
これらのアルミ合金製ボディに対し、査定検査ではリベット接合に注目してみましょう。
●特性を理解する
現在市販されているモデル、特に高性能モデルの多くは“ボディサイズアップに対する重量増抑制”“燃費性能の向上”を目的としてアルミ合金を採用しています。
鋼板に比べて“軽い”ことがその理由ですが、ボディ素材として採用するには、いくつかのハードルが存在します。
・鋼板に比べて融点が低い
・熱伝導率が高く、歪みやすい
・空気に触れるとアルミよりも融点の高い“酸化膜”が表面にすぐ発生する
こうした特性が従来の製造手法で用いられる“溶接接合”を難しくしていることから、アルミ合金の接合には代替手段を採用。
その代表的なものが“リベット接合(画像①赤丸)”“ボンド接着(画像①黄丸)”の併用。そして“クリンチング接合(画像①緑丸)”。
画像①はポルシェ911(タイプ992前期)のリヤエンジンフードを開けて撮影した“右リヤフェンダー内側”です。このようにアルミ合金製部位の接合には、熱変形防止を目的とした手法が用いられているのです。
これらのアルミ合金製ボディに対し、査定検査ではリベット接合に注目してみましょう。
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