社員の笑顔が絶えない温かい雰囲気(写真中央が久野社長)

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1951年創業の鈴木自動車(大阪市浪速区)は2020年10月「SEVENONE(セブンワン)」として法人化した。現社長の久野博輝さんは3代目にあたり、創業から74年で培った伝統や会社の歴史を大切にしながら、時代に合った業態へと変革を行いながら、社員の幸せを第一に、事業の永続を目指している。
同社は昨年8月、相互自動車とのM&Aが成立、久野社長が2社の代表として、両社の社員の融合を図っている。5月1日には、社屋のリニューアルが完了、洗練された雰囲気で落ち着きのある来店客向けのスペースをインテリアデザイナーとともに作り上げた。
こうした店舗への設備投資は、納車・引き取りなどが常態化していた自動車整備工場から来店型営業への変革を図ることが狙いだ。
両社の特徴をうまく伸ばしながら、高級輸入車から普通車、商用車まで幅広い車種を販売、アフターサービスから保険など、トータルカーライフサービスを提供し、顧客囲い込みを図る。
最近では、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)なども活用し、幅広い客層にアプローチする。こうした取り組みが奏功し、車販だけでなく、買取事業も安定的に拡大する。「あなたにとって特別な存在」を合言葉に「フェイスtoフェイス」で顧客との絆を深め、更なる事業成長を目指していく考えだ。
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