パイロット開催では出品50台で成約率は90%を記録

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GEキャピタル(東京都港区)は、GE入札会東京センター(東京都江戸川区)のサテライト会場として、仙台サテライト会場(宮城県仙台市宮城野区7‐1‐4)を開設した。
今回の開設について同社は、東日本大震災の影響により、中古車を含む自動車需要が依然として高くなっているという状況の中、「東北地方で満了する自社リース車両を仙台サテライト会場に集積し、良質なリース満了車を東北地方で流通させることで、中古車流通の需要と供給の適正なバランスに寄与したい」(同社)としている。
同社では、これまで、東北地方の車両は東京の入札会場で売却していた。しかし今回、仙台にサテライト会場を開設したことで、東北地方のニーズに合った車両をより迅速に供給することが可能となり、さらに輸送コストの面でも経費削減が図れることになった。
8月1日、2日の両日には、パイロット開催としてサテライト入札会を開催、出品50台、成約率90%となった。林田誠東京センター長は「準備期間が短かったにもかかわらず、想定以上の結果を残すことができた。今後は月1回、50台規模の出品を安定化させ、東北市場の健全化に少しでも貢献していけるよう努力していく」としている。なお、同会場は、月1回、東京入札会場の月初めの開催と合同で開催される。
GEキャピタルは、現在リース満了車の入札会場を、東京、神戸、福岡の3か所で展開。昨年度の年間取扱台数は約1万8000台。