９月８日に開催されたＪＵ中販連の「全国金融委員長会議」。総勢１８５人が出席した会議で、その存在感を全国に示した人物がいる。ＪＵ大阪（松永靖久理事長）の金融委員長を務める大川博正氏だ。ＪＵ大阪では、同氏が金融委員長を務め、クレジットキャンペーンの目標取扱高の連続達成は８回を数える。「オータムキャンペーン」にかける思いを大川氏に聞いた。 （室田　一茂）

―全国金融委員長会議での決意表明は、参加者の心に響いたはずです
「ＪＵ各単組の金融委員長とオリコの各支店長が一堂に会し総勢１８５人が顔を揃え、緊張感あふれる会議だった。ＪＵ大阪では、８回連続達成を続けており、毎回目標取扱高の１２０％水準で増収を果たしている。クレジット事業はＪＵ各単組の収益を支える大きな事業で、ＪＵの組織力強化にもつながる。『正々堂々』と勝負し、９連勝を達成するとともに、全国を盛り上げる原動力になりたいと考えている」

―ＪＵ大阪では今回、新たな独自施策を展開する
「今年は新しい金融委員を迎え、提携30周年を盛り上げられるよう、新しい企画を皆で一緒になって考えた。『松永理事長杯争奪トップセールスマンコンテスト』がその目玉企画。大手商組が入る『第一群』で実額、達成率とも１位となれるよう、一丸となって取り組む」
―ＪＵ大阪の強みと目標達成に向けた課題は
「オリコの３支店との連携も強く、役員、金融委員との同行訪問なども積極的に実践し、一丸結束が強い。苦楽を共にし頑張ってくれたオリコ大阪東支店の吉野支店長が今回転勤となったが、新任の長野支店長はオートリースのスペシャリスト。まだまだ伸びしろの大きいリースで実績を伸ばす意味でも期待感が強い。元々弱かったリースだが、ウィークポイントは最大のチャンスにもなる」

―クレジットキャンペーンを迎えて
「大小の商組を問わず、頑張ったことが報われることで全国的に結束も強まるはず。まだまだ他信販に流れるケースがあるようだが、全国販売が標準化する中で、オリコの全国ネットワークの強さが生きる。大阪が他の模範となれるよう、グイグイ引っ張っていきたい」

<プロフィール>
大川　博正氏（おおかわ・ひろまさ）１９６２年７月生まれ、52歳。大阪市在住。関西オート代表取締役。92年７月に創業し現在23年目。「地道」をモットーに事業を拡大、常時３００台在庫を持つ大手販売店に成長した。