ハー・ストーリィ（東京都港区・日野佳恵子社長）は２月２７日、「２０１４年度消費トレンドセミナー」を都内にて開催した。

　当日はメーカー企業の商品開発担当者、マーケティング担当者など約１５０名が参加する盛会となった。今話題の「アレンジブーム」に関する情報だけではなく、消費増税やオリンピック景気などを背景に、同社が調査した女性生活者の声をもとに、女性専門マーケッター日野社長ならではの視点で２０１４年度の女性消費トレンドを伝えた。

　日野社長は女性の消費行動における「女ゴコロのホンネ」として「もっとお洒落を楽しみたいし、人と違う個性を求めたいと思うもの」と分析。トレンド調査結果トピックスでは「①定番商品を購入、選択している人は９割超！、②４割が「人と被る」ことに不満！定番商品に不満な点は「特別感がない」「個性に欠ける」、③定番商品に「プチアレンジ」を！多忙な女性の渇望感を癒す新トレンド、④衣料から車まで！女心をくすぐるアレンジ人気に企業も対応」などについて紹介した。

　セミナー会場にはプチアレンジの傾向事例としてトヨタ自動車が運営する女性向けカーアレンジ用品「ハピカラ」を展示。「ハピカラ」は男性的価値だけではなく、女性的価値での買い物ニーズにも応えるカー用品通販サイトとして昨年５月にオープン。車内をトータルコーディネートできるシートカバーやハンドルカバーが人気を博している。購入した会員はすでに９万人を数え、その半数が女性となっている。