日本二輪車オークション協会（ＪＡＢＡ・東京都港区）は３月２７日、一般社団法人として発足後の第二回通常総会を都内のホテルで開催した。当日は、２５年度事業報告、２６年度事業計画などを審議し承認した。

　２６年度の事業計画では、盗難二輪車の照会回答業務及び二輪車走行距離管理システムを引き続き運用していくこと、個別検索システム運用の開始に向けた議論を引き続き実施すること等が承認された。

　また、自動車公正取引協議会の賛助会員として、会員オークション会場加盟販売店へ二輪自動車公正競争規約の告知普及活動を行うよう会員オークション会場へ要請、また、オークション主催者の実態調査として、主催者ごとの毎月の出品台数、成約台数調査と集計を実施し、会員オークション会場へ報告すること等を承認した後、最終議案で役員の改選が行われ、新会長に金島雅哉氏（ジャパンバイクオークション専務取締役）が選出された。

　総会後は、「第二回通常総会懇親会」を開催。冒頭、金島雅哉新会長が挨拶に立ち、「昨年の二輪車オークションの流通台数は、出品数４２万５４２０台、成約率87.8％と非常に高い水準にあり、また、国内新車出荷台数は４２万台と下げ止まり、増加に転じている。更に、昨年経済産業省が主体となって開催されたバイクフォーラムでは、国内100万台構想を掲げる等、行政と業界が一丸となってバイク業界を盛り上げていくことになった。今後は更に販売店や消費者のために健全な中古バイク流通を守ることに務めていきたい」と抱負を述べた。懇親会では関係団体、企業、政官界から多数の来賓が参列、華やかな会となった。

新役員は次の通り
会長・金島雅哉氏、副会長・福井二朗氏、副会長・政近直人氏、理事・田島史郎氏、理事・日向康幸氏、理事・筧洋一氏、監事・井坂匡伸氏、監事・徳山勇秀氏