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BYD AUTO名古屋東が新規オープン、愛知県内3店舗目

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  • 写真左から、ロイヤル神谷社長、BYD Auto Japan東福寺社長 写真左から、ロイヤル神谷社長、BYD Auto Japan東福寺社長

EV時代を見据えた拡大戦略と持続可能な社会への貢献

 BYD Auto Japan(横浜市神奈川区、東福寺厚樹社長)は9月6日、全国で32店舗目、愛知県内では3店舗目となるショールームを備えた正規ディーラー店舗「BYD AUTO名古屋東」(運営会社=ロイヤル、神谷和憲社長)をオープンした。同店は、県道名古屋長久手線沿い、名古屋インターチェンジから約5分の場所に位置している。

 ショールームには、現在発売中のe-スポーツセダン「BYD SEAL(ビーワイディー シール)」、ミドルサイズSUV「BYD ATTO 3(ビーワイディー アットスリー)」と、コンパクトEV「BYD DOLPHIN(ビーワイディードルフィン)」を展示。白を基調にした清潔感とゆとりを感じさせる心地よいショールームには、BYDに関する幅広い専門知識を持ち、お客様のEVライフへの疑問に的確に対応可能なセールス・スタッフが常時待機しており、商談や試乗の受付等を担当する。

 ユーザーの車を整備するサービス・スタッフは、「BYD Academy」というBYDのEVに関する高度なトレーニングを受けたプロフェッショナルなサービス・スタッフを配置。店舗全体で、ユーザーの快適なe-Lifeを力強くサポートしていくとしている。

 新規オープンの背景には、BYD AUTO JAPANとの契約で3店舗を展開する計画があることが挙げられる。これは、ボルボの商圏をカバーしつつ、EVは郊外での販売が有利であるという考えに基づいている。特に、EVは燃料費がハイブリッド車の半額になるため、戸建てが多いエリアでの展開を進めており、今後は知多半島や刈谷エリアにも拡大する計画がある。

 同店のビジョンとしては、EVを誰もが購入できる選択肢としたいという目標が掲げられている。太陽光で充電することでCO2フリーを実現し、EVの販売だけでなく、太陽光パネルのあっせんも行うなど、環境に配慮した取り組みを推進している。エネルギーの共有方法にも注目し、持続可能な社会の構築を目指している。

 同店の強みとしては、他のBYD店舗に先駆けて電気自動車の知識を活用している点が挙げられる。ボルボ時代から先行して電気自動車の経験を積んでおり、その知識がBYDJAPANの展開に響いている。また、リン酸鉄バッテリーを標準装備として導入し、EVの価値を広く伝えることを重視している。

 オープン後の動向については、月に10~15台の販売を目標に掲げ、最終的には20台の販売をしたい。販売は徐々に進展しており、新規客が多く、特にEVに興味を持つ顧客が集まっている点が特徴である。BYDのラインナップが注目され、プラグインハイブリッドやハイブリッドなどの異なるモデルに対する需要も増えている。

 今後の展望としては、中古EVの価格設定や補助金政策に対応するため、車両状態を短時間で評価できる技術を導入している。さらに、海外へのEV流出に対する対策として、国が新たな基準を設ける動きが進む中で、その変化に適応していく姿勢を示している。

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