群馬県の大手販売店東部オート(群馬県高崎市)はグループの板金塗装(BP)工場(東部ボディサービス)にこのほど水性塗料対応の塗装ブース2基を導入する大規模な拡張を行った。
同社はBMW正規販売店モトーレン群馬(同)をグループ企業に持ち、同BP工場もBMWジャパン認定工場。今後、モトーレン群馬よりのBMW車のBP修理入庫を拡大し同社グループにて100%内製化する方針。販売店、特に輸入車ディーラーで100%内製化は全国でも数少ない。
同時にユーザーに高品質なサービスを水性塗料対応による環境配慮型BP工場から提供していく。
今回、工場の敷地を隣接地に1,300㎡拡張。ここに既存の建屋に続く形で新棟を建設。ここに新塗装ブース2基と一般作業スペースを新設。
これにより同工場は総敷地面積3,300㎡、工場面積1,500㎡、塗装ブース計3基の設備能力に。
また新塗装ブースは水性塗料の高品質な塗装を効果的に乾燥、従来の溶剤塗料と同様の作業効率が可能となる。
本拡張により「従来出ていた塗装待ち車両が解消される」(坂本望課長)など処理能力が大幅に向上。これにより従来モトーレン群馬BP入庫のうち約3割の外注分も同工場で対応が可能に。同工場ではBMW車を中心に月間150台の入庫に対応する。
同工場は各種資格を有するなど高い技術を持つ板金4名、塗装4名をはじめとする全10名態勢。今回の拡張によって「より多くのお客様に、良い仕事で応えていきたい」(坂本課長)としている。