TAA横浜会場(横浜市中区)は4月9日、「TAA横浜6周年記念AA」を開催した。
開会に先立ち、渡辺信一会場長は「我々は会員によりよい商売の場を提供し支援することで、震災の復興に関らせて頂きたい」と挨拶。続く開会式で堀江政治常勤顧問は震災後3月にTAA全会場で実施した募金とTAAの寄付を合わせ日本赤十字社と同東北会場が所在する福島県郡山市に寄贈したことを報告。また本日の開催収益をさらに義援金とするチャリティ開催主旨に理解と協力を求めた。そして6周年を迎える横浜会場への愛顧に謝意を表し、「今後も公平、公正でお役に立つ会場を提供する。」と結んだ。
本開催は3,603台を集荷、震災後の市場停滞状況を挟みながら前年同開催とほぼ同水準に。しかも、前週末時点での集荷見込みは3,000台のところを、約3,200台が新規搬入され、この集荷となった。これには震災直後の中古車需要の急減速から新年度を迎えての回復、さらに被災地から喪失車への代替需要からの上昇基調の中、高成約力で評価の高い同会場に取引を求め、多くの会員からの出品が直前に寄せられたとみられる。
当日の取引もそれを反映して前半の「軽自動車」「AAデビューセレクション」「低価格車」から落札が高ペースで進む進行となり、成約率78.1%の高い取引実績となった。