関東中古車AA流通状況(1月下旬) タマ不足進行の中で期末の仕入の動きが本格化、数少ない商材を追いかける流通状況に取り合いの様相が色濃く
関東地区のAA中古車流通は1月下旬、引続き流通台数減少、成約率については上下動の入り混じった動きが見られた。
昨年9月の新車販売補助金終了の反動による自動車販売の停滞状況は新年に入っても続いており、そのことが中古車発生、流通市場への供給を抑制している状況が継続。この解消は自動車販売市場の拡大転換、短期的には本年度期末に向けた拡販方向への転換以降だが、1月下旬の段階ではまだその動きは見られない。この状況で推移した場合、中古車流通台数が増加に転じるのは3月以降、遅ければ中旬以降になるものとみられる。
この流通状況の中、取引された車両の内容、また購入店の落札動向から主に国内業者の決算期に向けた小売、その他の商材仕入れの動きが明確にみられる。また、台数縮小傾向はそのまま商品仕入れチャンスの減少として響き、セリの最後は取り合いが続く展開も多々みられる。そのため、落札価格もセリ毎の変動が大きく見られることも。また、この傾向は低価格車帯もほぼ同じで自動車リサイクル関係の会員もセリ合いから仕入れをしている状況。
一方で中古車の国内小売は好調な動きも一部には見られても全体的には好転していない。そのため、数少ない販売チャンスに備え数少ない適した商材を追いかける流通状況が暫く続くと思われる。
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