クロスロードを３００台売ったカリスマ店長　ＩＴをフル活用し地域活性化にも貢献　OEP

2011年01月19日

カリスマ店長大平英二氏の魅力は・・・

　前号に続いてホンダのクロスロードを計３００台以上販売したカリスマ店長大平英二氏にお話をうかがう。地域の活性化にも貢献できる販売形態を目指している同氏は「近隣レストランとタイアップ企画を実施。これは購入時の成約プレゼントとして提携レストランから割安価格でディナーチケットを購入し、自店のブログでもレストランの紹介もしている。レストランの方も割安でディナーを提供することになるが、広告費用をかけず確実に集客ができ、リピーター獲得の機会になる。一方自店のお客様の満足度も上がり、紹介営業にも繋がる。現在は近隣の美容院や居酒屋とも同様の企画を検討中で今後も業態にとらわれず近隣店舗との提携を進めていく」とのこと。

　また、興味深い取組みとして、お店のオリジナルステッカーをデザインして販売。これが地元中学生の間で話題となり、飛ぶように売れている。ステッカーは自転車や学生カバンに貼ったりして楽しんでいるとのこと。

　驚いたことに取材中にも中学生数人が訪れ実際に購入していった。なぜステッカーのことを知ったのかを尋ねると「お店のホームページで見た」との回答。あらためて将来の顧客開発にも繋がる販売手法とＩＴの影響力を目の当たりにした。

　毎日更新しているブログについては「非常に手間がかかり大変だが、通常来店しないと伝わらないお店の雰囲気もブログから発信できる。初めて来店したお客様から仲の良い知り合いのように名前を呼ばれることや一度も来店しなくても信頼を得て、販売に繋がる商談もある。新製品の紹介や既納客への告知もでき、お店のブランディングをあげるためにも絶対に欠かせない販売手法のひとつ」と語る。

　●店長のプロフィール
　昭和45年２月生まれ。血液型Ｏ型。好きな言葉は一期一会。将来の夢は日本中のクロスロードに自店のパーツを装着すること。趣味は婚活と語る一見怖そうに見えるが明るく元気な店長。従業員の方に店長の事を聞くと「とにかく聞き上手。車以外の事でも親身になって相談を受けている」とのこと。カリスマ店長販売手法の最大の武器は実はこの点かもしれない。

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