11/29にセレナを全面改良 新型のアイドリングストップ機構採用 日産自動車
日産自動車は「セレナ」をフルモデルチェンジし、11月29日より発売する。
セレナは1991年6月に、同社主力のキャブオーバータイプワゴン車「バネット」にボンネットをつけ、前輪を前方に移動したスタイルを持つ「バネットセレナ」として誕生したのがルーツ。1993年5月には兄弟車「ラルゴ」が登場。アウトドアブームが拡大基調であったことも手伝い、両車種ともにベストセラーとなった。当時、トヨタから発売された「エスティマ」シリーズやマツダの「MPV」などとともに、我が国において「ミニバン」というジャンルをユーザーに浸透させた立役者といえる。
同社ではセレナについて「初代モデルから現行の3代目モデルまで、ゆったりくつろげる室内空間の広さ、運転のしやすさ、多彩なシートアレンジなどがファミリー層を中心とするお客様から高い評価を得ている」としており、2007年から2009年まで、3年連続で「ミニバン販売台数第1位」を達成した。今年2月には国内累計販売台数100万台を突破している。
4代目となる新型セレナは、従来からの「室内空間の広さ」「使い勝手の良さ」という特長に加え、「20S」を除く全グレードにアイドリングストップシステムを搭載したことにより、クラストップの低燃費15.4㎞/L(10・15モード)を実現。減速時に発電し電気をバッテリーに供給する「回生充電機能」を持つオルタネーターに、アイドリング停止状態からのエンジン再始動機能を付加した「ECOモーター式」のアイドリングストップシステムを採用。一般的なセルモーターのようなギア式ではなく、クランクプーリーとモーター間をベルトでつなぐ方法により、一瞬で再始動し動作音も静かなため、自然な運転感覚と快適な室内環境を実現。メーター内のディスプレイにアイドリングストップ時間と節約したガソリン量を表示する機能も付加した。
また、電子制御の無段変速機「エクストロニックCVT」に新開発の直噴エンジンを組み合わせることにより、全車で「平成22年度燃費基準+25%」を達成したほか、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定もあわせて取得しているため、エコカー減税対応車として自動車取得税と自動車重量税が75%減税される。
車両本体の希望小売価格(消費税込)は216万3000円(2WD・20S)から276万1500円(4WD・Highway STAR)。販売台数目標は月間5400台。
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