「平成22年3月期の自動車ディーラー経営状況調査」を実施 新車販売売上二桁増により乗用車店1社平均の経常利益が大幅に増加 日本自動車販売協会連合会
日本自動車販売協会連合会(自販連・東京都港区)は、平成22年3月期(平成21年4月~同22年3月)の自動車ディーラー経営状況調査結果を取りまとめた。
調査は、自販連会員ディーラー1332社を対象に今年5月から6月にかけて実施したもので、総計1232社から回答を得た。
今回は、この調査結果の中から乗用車店(863社)の1社平均をピックアップして紹介する。
【売上高は前年度比5・2%増】
乗用車店1社平均の売上高合計は103億6422万6000円と、前年度の98億5447万7000円に比べ5.2%増加した。
特に「新車」の伸びが著しく、12.7%増の68億5466万3000円。「中古車」は18.5%減の12億6221万1000円、「サービス・部品」は0.4%増の20億7954万7000円となった。
全体の売上高に占める各部門の構成比は「新車」66.1%(前年度比2P増)、「中古車」12.2%(同2・9P減)となった。車両販売は合計で78.3%(同0.9P減)、「サービス・部品」は20.1%(同0・7P増)となっている。
【新車販売の売上総利益が前年度を大きく上回る】
また、売上総利益合計は18億1013万9000円と、前年度の16億7248万1000円に比べ8.2%増加した。売上総利益率は17.5%と前年度から5P上昇した。
「新車」の売上総利益は17.4%増の7億4058万3000円となった。また、「中古車」は3.3%増の2億1262 万円、売上総利益率は前年度の13.3%から16.8%と3.5P上昇した。「サービス・部品」については1.5%増の8億3944万6000円と2年連続で前年度を上回った。
全体の売上総利益に占める各部門の構成比は「新車」40.9%(前年度比3.3P増)、「中古車」11.7%(同0.6P減)、車両販売は合計で52.6%(同2.7P増)、サービス・部品部門は46.4%(同3.1P減)となっている。
【割賦、及び車両手数料が前年度を下回る】
収入手数料は「割賦手数料」(1.9%減、1億1027万3000円)、「車両手数料」(24.9%減、9864万円)の落ち込みを、「保険手数料」(0.2%増、1億4314万円)、「販売諸費用収入」(7.8%増、1億5716万6000円)で補えず、全体では3.9%減の5億7879万6000円となった。
【黒字企業は前年度より264社増加】
経常利益は前年度のマイナス14万9000円から2億2857万2000円と大きく増加した。
経常利益ベースで黒字となった企業は、828社(前年度より264社増)となった(前々年度781社、前年度564社)。
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