関東中古車AA流通状況(10月前半) 補助金終了でのタマ不足と円高での成約低下が進行
関東地区のAA中古車流通は10月前半から中盤にかけ、出品台数は前年比減傾向、成約率も徐々に減傾向で推移した。
新車代替補助金が予測より早く9月上旬に終了したことにより、以降の新車販売、中古車の新規発生が急減速。タマ不足がさらに進行した。
補助金終了後の中古車発生減少は事前に予測され、ある程度織り込み済みではあったものの、これに加えて円高基調の一層の進行の要因が加わり、買い先行だった輸出需要も減速、また国内製造業を中心とする産業経済の減速への懸念から消費も一層の冷え込み、これが小売需要にも影を落とし成約率低下につながってきた。
現在の需給バランスは本質的なタマ不足からやや需要が勝り成約率はまだ比較的高めの基調で推移。しかし、タマの質や人気での応札の差が、値の入るものとその逆の差が拡がってきている状況。
これらタマ不足、円高による成約低下の要因の解消材料は見当たらず、今後年末に向けより一層の悪化も懸念される。
今後年末までの取引にあたっては買う商材の見極めと現在庫の見切りとの判断に注意が必要。
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