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最近「2024年問題」という言葉を耳にする機会が増えている。「2024年問題」は「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(平成30年法律第71号)」、いわゆる「働き方改革」に端を発し、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講じることで生じる問題を表している。
時間外労働の上限規制に係る改正規定は、大企業が2019年4月から、中小企業は2020年4月から適用されている。
改正規定により時間外労働の上限は、月45時間、年360時間を原則とし、臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間(休日労働含む)を限度に設定された。ただ、自動車運転の業務では上限時間は年960時間となるが、将来的な一般則の適用について引き続き検討することになっている。
自動車運転業務、建設事業、医師等については、2024年3月31日までが猶予期間であり、今がまさに法律に適応する為の準備期間として注目されている。
こと自動車運転業務においては物流・運送業界のドライバーの労働時間に上限が課せられるため、現状を維持することは難しく深刻な問題として取りざたされている。
仮にドライバーの勤務時間を週休2日、月22日間勤務とした場合、年間勤務日は264日となり、1日4時間の時間外労働をすると上限の960時間を超えることになる。勤務時間を制限されることでドライバー一人当たりの走行距離が短くなり、長距離輸送に支障をきたす可能性も危惧されている。
一方でeコマース(電子商取引)がコロナ禍の影響もあり、利用者数の増加に伴い物量も大幅に増えている。物流・運送事業者が輸送量を維持しながら労働時間を厳守することを考えると人員増加も一つの対策となるが、各業界が人手不足で悩まされていることからも容易ではない。ドライバーも勤務時間を制限されることで残業代が減り、収入が減少する可能性もある。物流・運送事業者は限られた人員と限られた時間の中で収益を上げていかなければならないという厳しい状況に置かれる。
■「eeeezy.com」が業界のDX化を実現
「2024年問題」まで1年を切り喫緊の対応が求められる中、自動車輸送の課題を解決できるサービスがある。それは「eeeezy(イージー)」(埼玉県三郷市、長利英治代表)が運営する自動車輸送マッチングサイト「eeeezy.com」だ。
社名の「eeeezy」の語源は「everyday entry、everyone easy、cozy platform=いつでもどなたでも簡単にご利用いただける『場』を提供いたします」であり、「eeeezy.com」は今までありそうで無かった「自動車を運んで欲しい方」と「自動車を運びたい方」をダイレクトに繋ぐサービス。
「eeeezy.com」は今まで電話・FAX・メール・人依存といった統一性に欠けるアナログ業務をWEB・デジタル・アプリ化することで業界のDX化を実現。自動車輸送業界初のWEB完結型の検索・比較・受発注・即決サイトとして『場』を提供し自動車輸送業界への貢献を目指す。
■2024問題解決の切り札
2024年問題が迫っているが、荷主と陸送会社のみで解決できる問題ではない。今までの取引や料金設定もあれば、人手不足を補うための新規雇用においても経験が必要な業務であり急な対応は難しい。陸送会社は今ある資源で業務効率を上げていくことが急務と言える。
「eeeezy.com」では、陸送会社は自社の資源で対応できるエリアと料金で陸送の受注ができるため、業務効率の改善とアップが期待できる。荷主も予算と目安納期をwebサイトで一目瞭然で確認でき、納車予定日もわかるため発注もしやすい。発注と受注が全てウェブで完結する仕組み。
アカウントは荷主と陸送会社の2種類、それぞれのwebサイトを用意している。UI(ユーザーインターフェイス)も考慮し、荷主は赤、陸送会社は青を基調とした画面でわかりやすくしている。お互いの使い方に沿って簡単に利用できる画面を用意している。
また、荷主は無料アカウント登録をすると「料金・納期検索」「輸送経路、対応業者詳細閲覧」「オプション機能利用」「まとめて発注(ファイル一括発注)」「マイページ閲覧」「発注履歴から再発注」(開発中)等の各種メリットを享受できる。
■DXで業務効率向上を推進
現状の自動車陸送は、荷主、輸送業者共に、前述の人に依存したアナログ業務が多い為、受発注業務時間の負荷や、認識違い、転記ミス等の人為的ミス、更には、それらに伴う輸送現場での荷待ち、キャンセルなど様々な場面でアナログ業務が引き起こす諸問題が発生している。「eeeezy.com」では荷主からの発注内容を統一フォーマットかつ、荷主毎の情報マスター登録、入力補助機能にて陸送業者に正確なデータをリアルタイムで送り、引取・納車・請求・支払い等、全てにおいてデータ完結を追求している。
データのみで不足する情報は「eeeezy.チャット」を用意。「eeeezy.com」を通して車両輸送を発注すると車両経路単位で発注者、受注者(陸送業者)とコミュニケーションを可能にした。更にこの仕組みを専用ドライバーアプリでも利用可能な開発も行っている。この機能により、従来電話で行っていた各種連絡を車両経路に紐づいた形で連携する事が可能となる。
■陸送を見える化し、陸送業者が活きる仕組み
陸送は発注者と個別に輸送契約を行う事が多く本来輸送したいルート以外での受注を受けると積み荷を空や台落ちで走ることも多く、効率が良いとは言えない場面も散見される。本来、積み荷近くの会社や基地がある業者が輸送するのがベスト。
「eeeezy.com」はwebサイトに登録しておくことで、陸送会社が得意とするルート、得意エリアの車を引受けやすくなる。
長利社長は「eeeezy.com」は陸送のマッチングであり集客の場であり、荷主と陸送会社、更には引取、納車地点に情報を送り効率を上げていく、点と点を繋げることが狙いであり、皆が良いように配送できる環境をつくっていきたい」と話す。
浅野誠取締役は「eeeezy.com」は今までにない文化。2024年問題も迫り、陸送業務の現場を健全な場にしていく必要がある。数社にeeeezy.comを提案したが、今までにない仕組みであり否定的な見方がほとんどであった。ただ、話をしていく中で理解と協力をいただけた」と話す。
「eeeezy.com」は陸送を見える化し、陸送業者が活きる仕組み。発注者、陸送会社の悩みもそれぞれ異なる。それに応えるべく対応する。そんな夢を描きながら実現したのがeeeezy.comだ。
■eeeezy.comホームページ https://www.eeeezy.com/
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